メーカー/ブランド

ゲーム作家に比べるとメーカーごとの個性の違いはわかりにくいかもしれませんが、厳然としてあります。

わかりやすいのは、シュテッフェン社やドライマギア(現在は大手のシュミット社に吸収されてしまいましたが)のような小さなメーカーで、社長自身が作家だったり、懇意の作家の作品を愛情を持って商品化しています。

木製で戦略ゲーム中心のギガミック、サッカーゲームに特化したミーク社、言葉の発達に注目したリンゴプレイ社など中小メーカーには個性的なところが多いです。

セレクタやハバなど、もともと木製おもちゃを作っているメーカーは、やはり木製のパーツを上手く使っていたり、3歳前後からの小さい子向けにも力を入れています。

ラベンスバーガー、アミーゴ、シュミット、コスモスなど大手メーカーは、大人向けのゲームがもともと充実している中で、子ども向けにも力を入れるようになってきています。

ドライハーゼン社のゲーム

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アミーゴ社のゲーム

アミーゴ社はドイツのゲームメーカーです。

子ども向けのゲームにも昔から力を入れていて、「虹色のへび」「ハリガリ」「バルーンズ」などロングセラーもたくさんあります。

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シュテッフェン社の美しい木製ゲーム

Essen 2007

シュテッフェン社のゲームに出会ったのは、2007年10月ドイツ・エッセンの「ゲームの日」ででした。ものすごい数のゲームメーカーが出店するこのメッセの中で、私がダントツ一番に気に入ったのがこのメーカーなんです。

まず惹かれたのは、美しく落ち着いたパッケージデザイン。「ベニス・コネクション」など初期のドライマギア社を思わせます。手に取ってみると、これまたシンプルで美しい木製のコマ。デザイナー兼社長のシュテッフェン・ミュールホイザー氏の説明を聞きながら、いくつかのゲームを遊んでみました。2人用の思考ゲームがメインですが、ほかにも記憶系やアクション系など色んなタイプのゲームがあります。

Nuernberg 2008

翌年2月のニュルンベルク見本市にも彼が出店するということで、柿田にも遊んできてもらいました(写真は、「カロ」をプレイする柿田とミュールホイザー氏)。もちろん柿田も大変気に入り、あとは輸入元が決まるのを待つばかりでした。そして、今回めでたく日本での発売が決まり、私たちも大変喜んでいます。子どもはもちろんですが、大人も楽しめる内容と、美しいパッケージをぜひ手に取って下さい。(2009年10月佐々木)

シュテッフェン社公式サイト www.steffen-spiele.de

2003年にできたこの会社は、もともとグラフィック・デザインの仕事をしていた Steffen Muelhaeuser (シュテッフェン・ミュールホイザー)氏が、数字と模様の世界に魅せられてゲームを開発しはじめたのが出発点です。これまでに15のゲームで「シュピール・グート SPIEL GUT」の認定を受けています。どれもシンプルなルールでありながら、進むにつれて白熱してくるゲーム内容が魅力。美しいデザインのパッケージは大人の方にも喜ばれそうです。コンパクトなサイズなので、旅先に持っていけば盛り上がること間違いなし!(輸入元アトリエ・ニキティキの紹介文より)

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ドイツ最大のゲームメーカー

ドイツ最大のゲームメーカーであるラベンスバーガー社は、「キンダーメモリー」「クイップス」などで皆さんもお馴染みだと思います。創始者のオットー・ロバート・マイヤー氏が南ドイツのラベンスブルクで出版を始めたのは1883年、翌年には最初のゲーム「世界旅行」を発売します。1950年代までは、本の出版が中心でしたが、1959年に発売した「メモリー」が世界的に大ヒット(これまでに5000万個以上を販売)して、同社のみならずゲーム市場そのものの扉を開くことになりました。翌年に発売した「バリケード」は、120万個以上を売るヒット作となります。

その後も、「ラビリンス」「ザーガランド」「スコットランドヤード」「テンポかたつむり」といった百万個以上を売るヒット作のほか、「リバーシ」(日本では「オセロ」)や、「帽子とりゲーム」といった世界的に有名な古典ゲームもオリジナル商品として販売しています。またアレックス・ランドルフやヴォルフガング・クラマー、ハインツ・マイスターといったゲーム作家たちの作品も精力的に発売して、ゲーム市場を支えてきました。数多くのゲームメーカーやゲーム作家たちによる、今日のドイツゲームの隆盛もラベンスバーガー社があってのことだと思います。

ここでは、古典も含め、同社のロングセラーを中心にご紹介します。

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ハバ社のゲーム

ハバ社はドイツを代表する木製玩具メーカーです。ゲームにも大変力を入れています。

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ウェイキック

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言葉で遊ぶリンゴプレイ社のゲーム

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フランス発 世界クラスの木製ゲーム

1991年、ジレス3兄弟によってフランス・ブローニュ地方で設立されたGigamic(ギガミック)社のゲームは、30以上の言語に翻訳され、フランスはもとより、ドイツ、イタリア、アメリカ合州国、カナダなどの国でゲームやおもちゃの賞を受賞しています。

ギガミック社のゲームは、シンプルなルールながら奥が深く、言葉や年齢の壁を超えて楽しむことができます。また、木の質感と重量感を活かした美しいデザインは、大人のゲームとしても魅力的です。

また、木製ゲームとしては珍しく「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞しているのも、面白さを裏付けています。今回は、同社のクラシックラインと、キッズラインをご紹介します。

(コプタ通信2008年1月号より 佐々木)

アドルンク

アドルンク社はカードゲームばかりを作っている異色のゲームメーカーです。創設者のKarsten Adlungさんは、ゲームデザイナーでもあり、編集者でもあり、大のゲームコレクターでもあります。

カードゲームは、楽しいことがポケットに入り、どこでも持ち運べ、さらに値段が安くなると彼は話していました。

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イギリス・オーチャードトイ社のゲーム

百町森でお薦めしているゲームの多くは、テーブルゲーム先進国ドイツのメーカーのものです。ドイツ語でゲームを意味する「シュピール Spiel」が、遊ぶという動詞「シュピーレン spielen」から来ているだけあって、楽しく遊ぶことに主眼が置かれています。

そのドイツでも、最近では「学ぶ」要素を兼ねたゲームが増えています。ここでご紹介するオーチャードトイ社は、40年以上前からイギリスでゲームを作っているメーカーで、教育的な視点でゲーム作りをしているのが特長です。

メイド・イン・イングランドにもこだわっています。

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