工作・造形・クラフト
モザイクなどの平面構成遊びや、積み木に代表される立体構成遊びでは、出来上がった「作品」は再び分解されて、もとのパーツに戻ります。でも、創作遊びでは、作品は子どものものとなり、飾ったり、身に付けたりすることができます。
また、使う素材や組み合わせも自由なので、型にはまらない創作ができるのも魅力です。とはいえ、よい材料を用意してやることも大切です。
コンタモ
重ねて作る立体アート
紙でできたパーツを重ねていくだけで、躍動感あふれる作品が作れるペーパークラフトです。 パーツはあらかじめカットされているので、台紙から簡単に切り離し可能です(ハサミ不要)。番号に従って順番に接着剤でくっつけていきます。 木工用の接着剤が扱いにくい時は、スティックのりでも大丈夫です。 地味な作業で集中力がいりますが、没頭出来ます。 完成したら色を塗って、自分だけの作品にしてみよう!

公式動画
Contour(等高線)+模型から名付けられたコンタモは紙でできたパーツを重ねていくだけで誰でも躍動感あふれる作品が作れるペーパークラフトです。
(パッケージ裏より)
コンタモの特長
- 集中力を高めてあげます
ピースを一つずつ、0.1mmのガイドラインに合わせていく過程で、高度の集中力が要求され、自然に集中力が高まります。- IQと EQを高めさせます
模型に対する事前教育と、色塗り、ものづくり、 遊ぶことなどを通じて集中力はもちろん、想像力、推理力、ストーリーテリングなど、教育に感性まで与えます。 また、最先端技術である3Dプリンティングの原理を理解することができます。- 組み立てる原理が簡単です
ガイドラインにピッタリ合うように、集中して合わせてください。- 環境にやさしくて安全です
無毒性段ボール、無塩素漂百パルプ紙など、環境にやさしい材料に、切断面が柔らかいSoft-Edge技術、煤がないAnti-Soot技術で安全性を加えました。(コンタモカタログより)
コンタモの作り方

切り紙で遊ぼう
紙を折ってから、適当にはさみを入れて、その後紙を広げると、意外な模様が現れますよね。開く瞬間、期待でわくわくします。
実は、この遊びは江戸時代に「紋切り遊び」として親しまれていたそうです。しかも、伝統的な紋が現れるような型紙があったんですね。
ここでご紹介する「紋切り型」は、型紙と紋切用紙、読んで楽しいブックレットなどがセットになっています。
カッターを使うので、小学校高学年くらいから。それより小さい子どもと楽しむなら、まずは、はさみだけでできる「もんきりがた らくらくの巻」をお薦めします。
用意するもの
- カッターナイフ、はさみ:細身のカッターがよい。はさみも便利
- のり:型紙を紙の上に仮貼りする。後で剥がせるように。
- 紙:セットに入っている紙は、色上質の黒(極薄)。色や材質を変えても楽しい。
- カッティングボード:下に敷くと便利。
- 透明ファイル:できた紋を挟んでおくのに便利だし、きれい。
からくりパズル工作キット
からくり創作研究会企画・製作による「からくりパズル工作キット」です。キットに入っている材料は、必要な大きさにカットされ、穴などの加工も済んでいます。説明書を見ながら、ボンドを使って組み立てます(木工用ボンドはご用意下さい)。
自分で作ることで、「からくり」の秘密ががよ〜くわかります。作ったら、友だちに「開けてごらん」と言って手渡すのも楽しいよ。
写真は完成したものに、さらに彩色されています。実際には彩色されていないので、絵の具やペンなどで好きな色を塗って、自分だけのオリジナル作品を作りましょう!
キットに入っているもの
- カットされ加工された木材(カツラ、合板ほか)
- 必要に応じて、ピン、磁石など
- 詳しい作り方説明書
作るのに必要なもの
- 木工用ボンド
- 手ぬぐい(手に付いたボンドをぬぐうため)
- 絵の具など(必要に応じて)
ヒンメリ フィンランドの伝統装飾
北欧フィンランドでは、クリスマスになると、麦わらで作ったモビール「ヒンメリ」を飾るそうです。八面体をベースにした形状は、すっきりしていて美しいです。
作り方は下記の本に詳しく書いてあります。麦わらは、専用の細長いものもありますし、ない場合はストロースター用のものを流用してください。
オットーハイドマンの世界
エバマリア・オットーハイドマンは、幼少時代を南ドイツの小さな村で過ごしました。そこでの暮らしや風景が、現在の物語や絵の原風景となっています。 第二次世界大戦が始まり、紙も絵の具も手に入りにくい状況となった時、5×8cmの小さな絵本をつくりました。そして、将来は絵本作家になることを決意しました。 やがて、シュトットガルトのシュタイナー学校に入学、その後アートアカデミー学校で絵を描くための勉強をしました。 卒業後は、オペラ舞台の絵を描く経験を経て、シュタイナー学校で子供たちに絵の描き方を教えました。 1960年、ブレーメンにアトリエを構え、制作活動に励みました。また、小学校の教科書を制作する会社に認められ、教科書の挿し絵を手がけることにもなりました。 1970年、オリジナル絵画をつかったゲームや絵はがきの販売が始まりました、同時に、グラフィックデザインも手がけました。 1980年から、夢であった絵本作家として活躍し、2001年からはベルリンに住み、シュタイナー学校の教科書の絵を描いて、現在に至っています。 |
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