美しい工芸品

おもちゃと並んで語られることの多いドイツの木工芸品や、伝統的な錫細工をご紹介します。

エルツ山地の作家・工房

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くるみ割り人形

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けむり出し人形

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天使と鉱夫

鉱山として栄えたエルツ地方ならではの、自分たちと妻をモデルにした人形です(天使のエプロンに注目)。あかりを灯して家で待つ天使は、危険な仕事をする鉱夫の守り神でもあります。クリスマスになると、男の子のいる家は鉱夫の人形を、女の子のいる家は天使の人形を窓辺に飾るそうです。

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聖歌隊

12月24日、家から家を歌いながら訪ね、リンゴやナッツ、お菓子などをもらう子どもの聖歌隊(クレンデ)をデザインしたのが、「街角のおもちゃ屋さん」にも関わったマックス・シャンツ。どの工房もそのデザインを踏襲しています。

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物語から飛び出したミニチュアたち

ここに紹介するのは、絵本や物語がものになったミニチュアや飾り物です。主にドイツ語圏の人たちに愛され、読み継がれ、語り継がれてきたお話が中心です。でも、不思議なのは、所謂日本のキャラクター商品とは一味違うということです。立派な工芸品といえるものであったり、そうでなくても、流行やコマーシャリズムとは一線を隔しています。それはこれらの物語が文化遺産に近い程に支持されているからでしょう。作者がこれらを創作のモチーフとして選ぶのも当然な成り行きかも知れません。気に入ったお話のミニチュアを身近におくと、ますます子どもの心に深く残る物語となることでしょう。

(2011年12月 コプタ通信)

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木・森のミニチュア

人形や動物、建物などと組み合わせて情景を作ったり、クリスマスの情景に付け加えて、雰囲気を楽しんだりと色々な使い方ができます。

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マッチ箱のミニチュア

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「手に持って遊ぶ」=おもちゃの楽しさの原点、くねくね人形

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バードコール

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うごく動物

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オーバーアマガウのハンペルマン

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「おもちゃのふるさと」グレドナー地方の人形

伝統工芸品の復活

標高1200〜1800mに位置する南チロル・グレドナー地方の人々は、中世からレース編みや刺繍を売る商人でしたが、貧しい山地で生計を立てるために、1600年ごろから、木製玩具作りを始めました。
初めは白木のままの素朴なものでしたが、ヨーロッパの様々な土地に行商に行くことで、おもちゃ作りの技法を習得し、次第に洗練されたものとなりました。イングランド王室に納められたという歴史もあります。

ここでご紹介するのは、最盛期を迎えていた18世紀頃の人形の復刻版です。彫刻家でもあるCanins夫妻が、18年前から、この歴史ある人形を後世に残すべく、復刻に情熱を傾けています。

注意

  • 全てコレクター向けの繊細な工芸品です。子どもの遊びには不向きです。
  • 人形は1体1体微妙に顔が異なります。写真と同じではありませんので、ご了承下さい。
  • 海外発注品のため、在庫切れの際はご容赦ください。お電話での在庫確認をお薦めします。
2008年ニュルンベルク見本市にて。

マトリョーシカ

ロシアの代表的な民芸品として知られる手作りの木製の人形です。
女性の名前『マトリョーナ(Matryone)』の愛称が名前の由来といわれています。ロシア庶民の娘をかたどっていて、頭にプラトークと呼ばれるネッカチーフを、身体にはロシアの民族衣装サラファンや前掛けを着て、手には花や穀物の束、鎌、鶏などを持つ姿が色あざやかに描かれるのが一般的です。最近では様々なモチーフで描かれたマトリョーシカもあります。
たいていの場合、胴の部分で上下に二分され、中から同形の小さなものがいくつも出てくる入れ子式が特徴です。
全体のなめらかな曲線、顔の表情などの点で、日本のこけしのデザインやだるまの入れ子のアイデアが取り入れられたと考えられています。
ロシアで作られるようになったのは1890年代で、モスクワの工房で製作されたのが最初のようです。

1つ1つ職人の手作りのため、大きさや顔・柄の描き方・彩色に多少のばらつきがあります。また、はめる部分の堅さ・緩さにも多少の違いがあります。木製品の性質上いたしかたないものですので、どうかご理解下さい。まれに、木目や木の節目の関係で、底の部分に穴や割れが生じていることもありますが、使用には問題ありませんので、ご了承下さい。

ヴェルナー一家の木工芸品

「おもちゃ発祥の地」とも言われている旧東ドイツ・エルツ山地、その歴史は250年前のにさかのぼります。このエルツ山地北部のザイフェン村は、 かつて錫の生産地として栄えていましたが、錫産業が衰えてくる頃から、砕鉱機をろくろに利用するなどして、おもちゃの生産が盛んになりました。

このザイフェンの伝統を尊重しながら、新旧の作品に取り組んでいるのが、ここに紹介するヴェルナー一家です。父ヴェルターの工房では、 三男ジークフリートと共に、かつての鉱山の様子など、忠実を忠実に物語るような人形たちを作っています。 長男のクリスチアンは、今では数少ない「ライフェンドレーエン」(ろくろ細工)の第一人者です。この工房では、ドイツトウヒの輪切りをろくろに セットし、刃物で削って、愛らしい動物をつくります。 次男のヴォルフガングは、仕掛けや動きのあるおもちゃを得意としています。

この三つの工房は、それぞれが独立した会社経営をしていますが、互いに協力し、部品の供給などをしています。 技術や仕上げなど質実剛健な昔ながらのやり方にこだわりながらも、新しいアイデアも取り入れ、意欲的に品格のある美しい工芸品を作り続けています。 なお、作りが細かいため、小さい子むきではありません。(柿田)

アンブロシウスの人形

アンブロシウス工房(Ambrosius Prodcom SRL)」は、ルーマニアのトランシルバニア地方の都市、クルジュ=ナポカにある工房です。人形たちは才能ある勤勉な女性たちによって、根気強く一体一体愛情と時間をかけ手作業で作られています。

このプロジェクトは1996年カタリン・リータ・ポゾニー夫人(Katalin Rita Pozsony)とクルジュ=ナポカにあるウォルドルフ学校との大規模なコラボレーションの後に誕生しました。そのコラボレーションによって、装飾や教育に用いられる花や果物を模した愛らしい人形、アンブロシウスドールができました。人形たちはウールフェルト、ウール、木などの再生可能な素材から手作りされています。

以来、アンブロシウスドールは世界中に広がり、現在ではドイツ、スウェーデン、オランダ、フランス、スイス、フィンランド、イギリスを含むヨーロッパだけでなく、オーストラリア、カナダ、日本にまで広がっています。

これらの高品質の人形はすべて手作りです。アンブロシウス工房は、幼い子供を持つ母親、退職者、障害者に在宅勤務の機会を提供している数少ないルーマニアの企業の1つです。利益の一部は地元のウォルドルフ学校に寄付され、トランシルバニアのいくつかの貧しい村での教育を支援するためにも寄付されます。

アンブロシウスドールが暮らしを支える

ルーマニアは、EUの中で一家族あたりの収入が最も低い国で、月平均700ドルです。 アンブロシウスドールを購入することは、以下のような支援につながります。

  • 幼い子どもを持つ母親が自宅で仕事をする
  • 少ない年金で暮らす女性の心配をなくす
  • 障害を持つ才能のある人が誇りを持ってやりがいのある仕事につくことができる
  • クルジュ=ナポカにあるウォルドルフ学校のアートクラスの継続
  • 貧しいトランシルバニアの村の学校の冬の教室を暖めることができる

一口メモ

  • アンブロシウス(Ambrosius)とは、創業者カタリン・リータ・ポゾニー夫人の旧姓で、ドイツ人家系の姓だそうです。
  • アンブロシウス工房では、ルーマニアとハンガリーの民族衣装を着て、お土産用の人形を作っていたそうで、それがロゴのデザインになったそうです(デザインはカタリン夫人のお母さん)。

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