インテリア
フレンステッド・モビール

Flensted Mobiles社のフレンステッド・ファミリー(左から娘の Christine Kit Flensted、2代目の Ole Flensted、妻の Aase Flensted)
幾何学的でモダンなデザインで有名なデンマークのフレンステッド・モビール社には、子どものいる家庭向けのかわいいデザインもたくさんあります。
デンマークでは、モビールが伝統的なクラフトとして継承されてきました。「切り絵」がとても盛んで、日本で言うところの「折り紙」のような感じで、広く一般的な工芸になっているようで、紙を切り、独自のものをつくり、パーソナルなギフトにしたりする風習が古くからあったようです。
モビールは、古くからデンマークのクラフトの一分野で、数々の名作が残されていますが、即物的、写実的なモチーフを用いたものが一般的でした。
1954年にクリスチャン・フレンステッドと彼の妻のグレースが、アバンギャルドな感覚のモビールを発表してから、モビールはすっかりデザインの領域に入り込んだ感じです。
オーレ・フレンステッドは、彼の息子で紙、木、プラスチック、アルミニウム等の様々な素材を駆使して、かつ独特のデフォルメの手法で新しい感覚のモビールを発表し続けています。


創業者の Christian Flensted
DANESE MILANO(ダネーゼ社)
イタリア・ミラノの代表するプロダクトデザインを手掛けてきたダネーゼ社。そして中心となって活動していたエンツォ・マリとブルーノ・ムナーリ。洗練された素敵な絵本やおもちゃを排出してきたバックボーンをしる意味も込めて、ダネーゼ社カタログより二人の作品を主に紹介していきます。
ダネーゼ社
1957年イタリアのミラノでダネーゼ夫妻が設立。ブルーノ・ムナーリとエンツォ・マリの二人が中心になって手がけたプロダクト・メーカー兼ショップ。「長く使い続けられる良品」をモットーとした大人のための日用品や、子どものためのプログラム教具を教育専門家と共同開発していた当時としては大変革新的な会社でした。1991年に惜しまれながらも一度閉鎖されましたが、2001年活動を再開。現在も注目を集めています。
※エンツォやムナーリなど、ミラノの中心に活動する作家やデザイナーに関する商品は、「イタリアを代表するデザイナー〜ミラノから子どもたちへの贈り物」で紹介していますので、どうぞご覧下さい。
スノードーム
スイスにある「Glas & Licht」(グラス・ウント・リヒト)社は、1979年以来、日用品、装飾品、照明器具、ガラスシリンダーを製造しています。 オーダーメイドも行なっているようで、製品は、スイスの多くの専門店やブティックで販売されています。
ここで作られるスノードームはそんな中でも人気もの、世界各国で販売されています。一つひとつ手作りされたものは、スノードームとしてもちろんですが、ただ置いておくだけでも存在感抜群、インテリアとしても楽しめます。
特にマッターホルンは一枚のガラスの底の部分を盛り上げて山にしたもの、この不思議な作りは多くの人を魅了してしまいます。試しに山の下にスマホを置いてライトを当ててみてください。夜の室内が俄然幻想的になります。
その他、あなた自身の楽しみ方を見つけてください。

