今森光彦の世界

今森光彦の世界

「中学生の時、おやじに買ってもらった昆虫の図鑑(今は絶版)を、僕は何度も何度も読み返しました・・・」昆虫の話も里山の話も、とにかく熱っぽく話す今森さん。

でも、ただの昆虫少年ではないのは著作を見れば明らかだ。今、「この人」は、本気で日本をなんとかしようとしている・・・と、私には思えます。

今森さんは若い頃、インドネシアを旅していて、棚田と出会い、感動したそうです。後にそれと瓜二つの美しい棚田が、日本の、しかも自分の住む近くにもあったとわかった時は、本当に驚いたそうです。棚田や水田は、アジアに住む人々に共通の原風景で、私たち日本人もその「アジア」の一部だってことなんです。そして、人と自然がバランスよく共存する姿を『里山』という概念で捉え直し、持ちつ持たれつの関係で生きてきた人と自然の美しさを、子どもたちに真剣に伝えようとしています。

「僕は、写真をとっている時間より空想している時間のほうが長いんですよ。」今森さんはもともと写真家を志していた訳ではないらしい。彼にとって、写真を撮る行為は、物事を観察することの延長にあるらしい。好きなもの(例えば昆虫)に魅せられているうちに、その行動を独学で学び、そいつにカメラを向けているうちに写真技術も学んでしまう。たまった写真が出版社との出会いで本になっていく。だから「今森光彦」の本にはすごくすごく力がある。一枚一枚の写真に本当にエネルギーがあり、深い魅力とやすらぎを感じてしまう。好きなことばかりしている奴って、やっぱりスゴイ!!

2003年の夏、今森さんと仰木(滋賀県)の棚田を長靴履いて歩くチャンスがありました。棚田の一枚一枚が代々受け継がれてきたものだと知って、人の力や共同体の果たす役割というものに感動しました

昆虫

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切り紙・その他

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本・絵本