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昆虫写真家の今森光彦さんによる作品。12年に及ぶフィールド（今森さんのフィールドは、琵琶湖周辺）で観察、撮影したその時々で出会った昆虫たちの、様々な暮らしをまとめた昆虫の記録。

四季を追って、昆虫たちの過ごし方や、誕生まで、雨の日の過ごし方、身を守るための擬態や、冬越し、交尾、排泄、死、などなど美しい写真とともに綴られています。どのくらい待ったらこんな素晴らしいショットがとれるんだろう！昆虫たちの貴重な暮らしぶりや、生態などの一瞬一瞬の写真は本当に見ごたえがあり感動してしまいます。

オオカマキリの羽化やカブトムシの土の中での羽化の様子、里山でなくては今や見られない、水生昆虫のタガメの産卵など、もう本当になかなか見られない貴重な昆虫の姿を見ることができます。キラキラしたと輝く美しい昆虫の姿をぜひご覧ください。

（スタッフちさ／「絵本のじかんVol.3昆虫」より）

琵琶湖の周りを自分のフィールドとする今森氏。その四季折々に見つけた虫たちの決定的瞬間をとらえた1700枚にもおよぶ、みごとな写真集。昆虫に対しての熱ーい思いが伝わってくる。