ごぶごぶ ごぼごぼ

  • ごぶごぶごぼごぼ/駒形克己
  • 900円+税(10%税込990円)
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商品の説明

「FIRST LOOK はじめてのかたち」で、絵本を作り始めた駒形さんにとっては、こういった赤ちゃん絵本はホームグラウンドのようなものでしょうか。でも、この「ごぶごぶ ごぼごぼ」には、「FIRST LOOK」にはない「音」があります。「ぷく ぷく」といった音の響きと、円をベースにした抽象的な形が生み出す世界をお楽しみ下さい。

そして、駒形さんといえば、効果的な仕掛けを使う方ですが、この作品では、非常にシンプルな、でも効果的な仕掛けを用意しています。小さな子どもにとっては、これだけでも充分不思議で興味をそそられると思います。

赤ちゃんの感覚を心地よく刺激する絵本

黄色、水色、青、オレンジ…。これらは全て専用のインクを使った特色印刷なので、明るくてクリアな色になっているのが特長です。ページ全体に敷かれた青や黄色の鮮やかさ、円などの抽象的な形がくっきりとシャープに表現されています。

また、ところどころに円形の穴を開けて、次のページの色が覗く仕掛けも、駒形さんのよく使う技法ですが、印刷と違って色の境界線がくっきりとするだけでなく、ページの開閉に伴って穴から覗く色に影などによる変化が生まれます。

くっきりとしたフォルムと、穴から垣間見える不思議な色の変化、そして「ぱぴぷぺぽ」を中心とした心地よい音の響き。さらに、手で触れたときの穴の感触も赤ちゃんにとって、好奇心の対象になるでしょう。

音+抽象画の系譜の傑作

音の響きと図形の組み合わせを表現した絵本には「がちゃがちゃ どんどん」(元永定正)や、「もこ もこもこ」(谷川俊太郎/元永定正)などがあります。

前者は、「かーんかーん」「ぐにゃぐにゃ」「ぽきん」「どかん」など、活動的で元気な音が元永さんの抽象的な絵とともに紹介されています。この絵本は赤ちゃん向けということもあってか、穏やかでちょっと刺激のある「ぱぴぷぺぽ」の音の響きが選ばれています。

「ごぶごぶ」という響きはまさに水の音。私の勝手な推測ですが、赤ちゃんがお腹にいた頃の羊水を駒形さんはイメージしていたのではないでしょうか?水の中で生まれる小さな泡、大きな泡、そして波。抽象的な図形と音だけで表現されています。

そして最後の「しー」。これは「もこ もこもこ」の終わりのシーンへのオマージュのようにも見えます。オレンジ色の円の旅が再び始まる、のかも?

(スタッフささき)

音の楽しさを、色と形であらわした絵本

「ぷーん」「ぷく ぷく ぷく ぷくん」「ぷぷぷ」「ごぶ ごぶ ごぼ ごぼ」などの音(言葉)の響きやリズムが楽しさを誘い、子どもたちの興味を示すことでしょう。 オレンジ、赤、青、黄などの鮮やかな色の使い方や組み合わせ、ページにあいた穴が絵のエネルギーを引き出し、モチーフの丸がまるで本当に動いているように見えます。何度も見たくなる不思議な丸モチーフの絵本です。

(出版社サイトより)

商品詳細

年齢: 0歳〜
さく: 駒形克己
寸法: 20×19cm
内容: 20ページ
製作: 福音館 (日本)
初版発行日: 1999年04月15日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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