ミツバチのはなし


  • ミツバチのはなし/ヴォイチェフグライコフスキ・ピョトルソハ
  • 2,800円+税(10%税込3,080円)
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商品の説明

古代ギリシャやエジプト、昆虫学、植物学、デザインやテクノロジーなどなど様々な側面からミツバチについて徹底解説した大判絵本。ポーランドの養蜂家の息子さんが作った本です。

ミツバチは恐竜の時代から生息していました。ひとつの巣に暮らす数万匹のミツバチは血のつながった家族で、女王蜂はみんなの母なのです。ミツロウでできた六角形の小部屋(巣房)に卵を産みつけます。3日ほどで卵は孵り、幼虫は、働きバチにローヤルゼリー、花粉、ハチミツを食べさせてもらい育ちます。幼虫が大きくなると巣房の蓋をし、中でさなぎとなります。成虫になると、その蓋を破り外に出てくるのです。

おもしろいのは、働きバチには係があり、最初は巣をきれいにする、掃除係、次に幼虫にえさをあげる育児係、その後も専門的な仕事を受け持つのは驚きです!

巣での暮らしぶりや、女王バチの仕事、ハチの巣の形を真似たハニカム構造の話、ハチたちのおかげで実る、果実や野菜、人間とミツバチの出会いから養蜂の仕事、あの甘くて美味しいハチミツが作られるまで、読んでいてとても奥深く、驚きも多く、ワクワクする内容です。

ハチに1番刺された人は1962年に野生のハチに襲われ、体に2443本の針が刺さっていたという話は驚きです。2014年には中国の男性がその記録を更新したというのだからもう驚きを通り越し想像しただけで痛痒くなります。

美しく可愛らしいイラストで描かれており、主に下部分が説明の文になっているので、見やすく、どのページを読んでも「へぇ〜!」という言葉が出てしまいます。

(斎藤千紗)

22言語に翻訳され、ドイツ児童文学賞をはじめ各国で受賞し、世界中で大評判の本がいよいよ上陸です! 

内容

とろりとして、甘いハチミツは、ミツバチが作ってくれるものです。ミツバチは、どんなふうにハチミツを作っているのでしょう。

人間は、いつごろからミツバチを飼うようになったのでしょう。

恐竜のいた時代から現代まで、自然のなかでの役割や人間とのかかわりなど、昆虫学的な観点からだけでなく、文化的、技術的な側面からもミツバチとハチミツに迫ります。

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絵の著者プロフィール:ピョトル・ソハ
ワルシャワの美術アカデミーでブックイラストレーションを学ぶ。多くの新聞や雑誌で活躍。テレビ番組に向けたイラストでゴールデンイーグル賞を受賞、1999年芸術監督賞にも輝く。


文の著者プロフィール:ヴォイチェフ・グライコフスキ
実験生物学の研究者


訳者プロフィール:武井摩利
東京大学教養学部卒。翻訳者。主な訳書に『パプーシャ その詩の世界』『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』『世界で一番美しい花粉図鑑』他多数。

(以上版元解説より)

農薬によってミツバチが突然いなくなる「蜂群崩壊症候群」のことも紹介されp66、ミツバチがいなくなった中国四川省茂県のことも触れています。

楽しいイラストがいっぱいのポーランドのMAPSの出版社が贈る渾身の一冊です。こうした絵本でミツバチの大切さを一人でも多くの人に知ってもらえたらと思います。

(コプタ通信2018年10月号より 柿田)

商品詳細

年齢: 幼児〜大人
絵: ピョトル・ソハ
文: ヴォイチェフ・グライコフスキ
訳: 武井摩利
寸法: 38×28cm
内容: 38ページ
製作: 徳間書店
初版発行日: 18年7月31日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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