ぼくは川のように話す


  • ぼくは川のように話す/ジョーダンスコット・シドニースミス
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商品の説明

上手く声に出せないことで、埋もれていくことば、気持ち。やり切れないまま水辺を歩く、その時に父親の言った一言に、自分のなかに「川」が溢れ、流れていることに気付く―。

それは理屈ではなく非常に感覚的な気付きですが、豊かでまぶしく心強い、世界と自分とをしかと結び付ける確かな気付きです。声にならない言葉に呼応し、強く静かに語る絵がすばらしい。一篇の詩のような絵本です。

作者は詩人ですが、詩人は(あるいは、文章を書く作家は)何かしら言葉に対して「つまずき」を感じている(そう言う経験を持っている)人が多いように感じます。「つまずく」からこそ言葉と向き合わざるを得なく、やがてそれを自分の表現として行くのだろうな、と改めて思いました。

吃音ではありませんが、私も上手く話せない子どもだったので、「ぼく」が自分の中に「川」を見付けた瞬間の爽やかな、心地良い、身の内にある確かなものに触れる感覚がよく分かります。

池でもなく海でもなく水でもなく、「川」と言うのがとても良い。私も詩を書く時に、いつも自分の中に川が流れているのを感じます。その川は、きっと誰のなかにも流れているんじゃないのかなぁと思っているのですが、この本を読んで改めてそう思いました。

(コプタ通信2021年10月号より ようじゆかり)

「朝、目をさますといつも、ぼくのまわりはことばの音だらけ。そして、ぼくには、うまくいえない音がある」
苦手な音をどもってしまうぼくは、クラスの朝の発表でもまったくしゃべることができなかった。放課後にむかえにきたお父さんは、そんなぼくを静かな川べりにつれていって、ある忘れられない言葉をかけてくれた。

吃音をもつカナダの詩人、ジョーダン・スコットの実体験をもとにした絵本。
デビュー以来、作品を発表するごとに数々の賞を受賞して注目を集めるシドニー・スミスが、少年の繊細な心の動きと、父親の言葉とともに彼を救ってくれた美しい川の光景を瑞々しいタッチで描いている。

(出版社サイトより)

商品詳細

文: ジョーダン・スコット
絵: シドニー・スミス
訳: 原田 勝
寸法: 26×24cm
内容: 42ページ
製作: 偕成社 (日本)
初版発行日: 2021年07月

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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