ジュニア新書 565

カラー版　 海と親しもう　遊ぶ・観察する・学ぶ

商品の説明

著者の伊藤さんは海中写真家。つまり海との付き合い方のプロです。その伊藤さんによる、「遊ぶ・観察する・学ぶ」ための写真がいっぱいのガイドブックです。この本を手引きに、たくさんいる海の生き物に出会って下さい。

干潟や潮だまりで遊んだことがありますか。跳ねるハゼやコメツキガニのハサミ振りダンス、ハコフグやハリセンボンのかわいい表情。生物たちを見ているだけで、飽きることがありません。海中写真家の伊藤さんが、安全で楽しい海とのつきあい方を手ほどきします。ウミガメの産卵、ウミウシのファッションショーなど、写真満載です。（出版社サイトより）

目次

１　海に近づいてみよう

１砂浜・干潟・磯・潮溜り／２季節と時間／３服装と道具／４気をつけたい生物／５いっしょに体験しよう

２　海辺で生物観察

１磯で遊ぼう／２磯の生きものたち／３干潟で遊ぼう／４干潟の生きものたち／５写真の撮り方

３　海中の生物を見よう

１潮溜りでシュノーケリング／２砂浜の水中で見られる生物たち／３藻場で見られる生物たち／４岩場で見られる生物たち

４　生きものたちのドラマに触れよう

１ウミガメの産卵に出会った／２ウミウシのファッションショー／３サンゴはゆりかご／４ジンベエザメに飲みこまれそうになった

５　姿も行動も愉快だ

１魚の顔は百面相／２カムフラージュ名人たち／３変身名人たち／４寄生と共生

６　汚れる海に生きる

１海岸から海底まで汚れている／２サンゴとオニヒトデ／３廃物だってマイホーム／４死の直前からよみがえった

内容紹介

GWのある日、山形県の日本海岸。澄んだ水の中に、色とりどりの海藻が生えています。おいしそうだなと思って見ていると、その上にどでんと寝ころがっているのは、アメフラシ。ぶにゅっとしたその体をつかみあげると、予想どおり紫色の汁を出しました。また、岸から５メートルのところに、アカクラゲが浮かんでいます。傘の赤い筋と長い触手が不気味です。アメフラシとアカクラゲのどちらも本書に紹介した生物です。早速見ることができて、うれしく思いました。

これから海の水がどんどん温かくなっていきますし、海の生きものも多くなっていきます。干潟では、チゴガニやコメツキガニがいっせいにハサミを振ってダンスを見せてくれたり、テッポウエビがハサミを閉じてバチンと大きい音を出したり。磯では、シンデレラやミカドなどのウミウシたちがファッションショーをくりひろげます。

この本の著者である伊藤さんは海中写真家ですから、海の生きものたちの美しい写真がいっぱいです。手軽に見ることができる潮溜りや干潟の小さな生物たちのほかに、アカウミガメの産卵とふ化した子ガメたち、性格のおだやかなジンベエザメのゆったり泳ぐ姿、前頭部に巨大なコブをもつユーモラスな顔のコブダイなど、スターがどんどん登場します。

この本を存分に楽しんでいただけたら、ぜひ、海へ出かけてみてください。きっと、生きものたちがこんなにいたのかと、驚くことでしょう。（出版社サイトより）