ネフ社創立50周年記念パーティー(1):おもちゃ:百町森

ネフ社創立50周年記念パーティー(1)

記念パーティーに行ってきました!!

2005年10月 相沢康夫

スイス・ネフ社は、そこで生まれる製品の品質の高さと、美しさ、デザイン性で高い評価を得ている木製玩具メーカーである。主に、幾何学的に分割された積み木で、子どもばかりでなく大人のファンも多い。デザインを世界中から募っていることも特徴の一つで、パッケージにはデザイナー名が明記されている。私もネフ社の契約デザイナーの一人である。さて、そのネフ社から私の元に一通の手紙が届いた。

宛名書きに色鉛筆による美しいデザインがほどこされている。中には「ネフ社創立50周年記念パーティー」へのお誘いが入っていた。(そうか・・・ネフ社も50年になるのか・・・)なにか例えようのない感慨が私の胸にせまってきた。短いようで長い半世紀。礼を欠く言い方かもしれないが、よくもったものだとも思う。誤解を避けるために書くが、ネフ社がつぶれるとかアブナイとかと言っているのではない。ネフ社ばかりではなく、ヨーロッパの木製玩具メーカーは一様に厳しい時代を日々のたゆまぬ努力で生き抜いてきている。安価なプラスチック玩具の台頭に始まり、電子玩具、果てはコピー商品などとも戦いを強いられる時代なのである。ヨーロッパの木製玩具メーカーは、小さな町工場に毛がはえた程度の規模の会社も少なくない。木製玩具と言うと、「良いんだけど高くてね・・・」とよく言われる。プラスチック製品は金型によってバンバン量産が可能だが、木製品は、どうしても細部は一点一点の手作りに頼らなければならない。価格的にはどうしてもプラスチック製品には負けてしまうのだ。少しでも価格を下げようと、生産を中国などに移して生き残りを図るメーカーも多い。まァ、そうした木製玩具メーカー全体の冬の時代にあって、ネフ社はその製品にピカイチのグレードを保ちつつ、半世紀もの間、がんばってきたのだ。(よくぞここまで来たものだ・・・)というのが私の偽らざる本音なのである。

パーティーのお誘いの手紙には、出欠を問う箇所があって、そこには「1.同伴者と一緒に出席する 2.単独で出席する 3.欠席」とある。最初は、迷わず2に丸をつけようとしたのだが、(あ・・・イヤまてよ)ととどまり、その晩、妻に尋ねてみた。そうしたら「行く行く」とのふたつ返事。こうして、私は妻と2人でのスイス行きを決めたのである。結婚して25年、一滴の妻孝行もしていない。いい機会でもある。(自分達の他に誰がこのパーティーに出席するんだろう?)と思って、ネフ社の輸入代理店アトリエ・ニキティキに電話をしてみた。なんと、ニキティキ関係者は多忙のためパーティーには行けないとのこと。他にもスイスに行く日本人は我々以外誰もいないと言う。「ひょえ〜」こうなると、俄然不安がムクムクと湧き上がってくる。なにせ英語もドイツ語もカタコトしかできない私達・・・。パーティーに出席しても先方に迷惑をかけるだけなのでは?・・・とか、それより、ホテルの予約とか、航空券とか、ど、どうしよう・・・という状態。・・・で、これらの不安を全て解消してくれたのが、ニキティキ社長、西川敏子さんだった。ホテルを予約してくれて、通訳も手配していただいた。感謝、感謝。ああ、他力本願なボク。

旅行日程を1週間と決め、パーティーの後の何日かを観光にあてようと、あれこれ妻と相談していた頃、ネフ社創設者、クルト・ネフ氏より、自宅へ招待したいとの連絡が入り、有頂天になるアイザワ・・・。スイスに到着したその日の晩にお招きにあずかることが決まった。

コプタ通信2005年11月号 相沢康夫 AIZAWA yasuo

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