ゲームの帝王・クニツィアの子ども向けゲーム
「ゲームの帝王」とも呼ばれるライナー・クニツィア。90年にゲーム作家としてデビューして以来、500点以上の作品を発表し、販売数は1,500万個を超え、受賞作は50点以上、まさに人気・実力ともにナンバーワンのゲーム作家です。
彼の作品の多くは大人向けですが、2000年からは子ども向けのゲームも手掛けるようになりました。そして、04年には「ドラゴンのたからもの」がドイツ子どもゲーム大賞にノミネート、今年05年は、「水晶を取り戻せ!」「はらぺこかめさん」の2作がノミネートされました。この世界でも、クニツィアの実力が発揮され始めたのは間違いありません。
2013年の初来日で、「幼児にとってゲーム遊びは、他の人と一緒にやることに意味がある。ゲームのルールに触れることは、社会に馴染んで行くきっかけになる」「ドイツでは、ゲームは家族の中の文化の一つとして根付いている」「自分の作品でどれが一番好きか答えるのは難しい。私にとってはどれも子どものようなものだから」とおっしゃっていました。
数学博士号の頭脳と人間臭い魅力を併せ持つクニツィアさんのゲームでお楽しみ下さい。
(「コプタ通信」2006年1月号、2013年5月号をもとに修正加筆 佐々木)