職人さん応援 絵ことば Vol.03

【英語版】父さんは草の職人 畳屋さん編

  • 英語版 父さんは草の職人 畳屋さん編
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商品の説明

昔、自分が作った畳を引き取ってきた父さんに誘われて一緒に焼却場に行くことになった僕。 納品したアパートがリフォームされることになって、畳の部屋がフローリングになるらしい。

僕のうちはおじいちゃんの代から畳屋で、機械や道具があって、おじいちゃんも父さんも昔ながらの畳を大事にしている。 大地に育ったイグサが畳になるのって、家の中で大地に座っているみたいでかっこいい。

焼却場に積み上げた畳の上に飛び乗った父さん。正座して、上を見上げてつぶやいた。「何人の人が この畳の上に座ってくれたかな」

畳屋さんの仕事場の様子や、昔ながらの畳と今の畳の違いなども描かれています。お話のあとに、畳屋さんが使う道具の解説も付いています。

(スタッフささき)

職人さん応援絵本シリーズとの出会い

先日古い友人のご自宅(築25年)に遊びに行かせていただきました。子育て中に新築したお宅で子育ての知恵がちりばめられた素敵なおうちでした。例えば、リビングから二階に上がることができる登り棒や雨が降っても大丈夫な玄関屋根、さらに南側の縁側にも屋根付きの洗濯干しがあり、裸足が気持ち良い廊下や階段。木をふんだんに使った室内は時を経ていい味が出て素敵でした。この家を設計、建築した方が、この絵本シリーズを作った杉村さんでした。

家や道具に関する絵本はいくつかあって、店頭でもおすすめしていますが、家作り(特に日本の)を支える職人さんについての絵本は見たことがありませんでした。杉村さんは職人さんを応援する為にこの本を作ったとおっしゃいます。どのページからも職人さんの誇り、プライド、自信があふれています。現在後継者不足で職人さんは激減、災害時にも直せる技術を持っている人が不足して大変だと、杉村さんは憂いています。そんな中、技術を学びに来ている外国の方もいるので、英語版も作ったとのことです。

そう言えば、私が生まれ育った家の裏手には瓦屋さんがあって、瓦窯があり、瓦がたくさん干してありました。この瓦屋さんも後継者はないようです。畳屋さん、左官さんも知り合いの方がいたなぁ、と懐かしく思い出しました。大事な技術が、次の世代へもきちんと受け継がれて行ける世の中になってほしいと心から願います。効率最優先の社会から、もう少しゆっくり生きられる世の中になればいいなぁと改めて思ったこのシリーズとの出会いでした。

(スタッフ直子)

【著者プロフィール】

  • 杉村喜美雄

    静岡県島田市在住。1級建築士。小さな工務店で住宅建築業をリタイア後、 減少する職人さんの未来に思いをよせ、職人さん応援「絵ことば」づくりを始める。

  • 安本奈々

    静岡県静岡市在住のイラストレーター。職人さん応援活動に賛同し、絵本制作に参加。

日本語版はこちら

商品詳細

ことば: 杉村 喜美雄
絵: 安本 奈々
翻訳: TAK
翻訳協力: 原田慶子、Keziah Burton、増谷 恵
寸法: 21.5×15cm
内容: 44ページ
製作: 職人さんの汗と夢 (日本)
初版発行日: 2023年10月01日 英訳版

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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