奈良少年刑務所詩集

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僕は 誰からも必要とされてない人間だから

自分から死のうとしたり 家族や彼女に殺されそうになっても

何も言ったりせずに 受け容れることが多かった

でも 最近は

こんな僕でも 必要としてくれている人がいるってことがわかり

 

僕も 生きていて良いのだと思えるようになりました

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この詩を書い子は強い虐待を受けてきて自分の身を守るためににこにこ顔の「鎧」をまとっていたそうですが、寮さんとお連れ合いのする「詩の授業」に参加するようになり、作り笑いが消えていったとのこと。最後の授業の時は詩を読み終えた後、一緒に教室にいた子から「おまえのこと好きだから死ぬんじゃないぞ」と言われ、うんとうなずいたそうです。

どんな絶望的な状況でも詩(言葉)は魂を救う!

この「詩の教室」が行われた奈良少年刑務所には少年院とは違い、強盗、殺人などの重い罪で服役している17〜25歳がいます。

寮さんはそれを聞いた時最初「怖い」と思ったようですが、後に「心の扉を開くとやさしさが溢れ出てきた」という体験をします。

受刑者に詩を教えると言っても、最初は絵本を取り上げ朗読劇などをし、参加者に「鎧」をはずしてもらい、交流できるようにもっていくそうです。

こうして一体感が生まれた後、元受刑者の詩を朗読、今度は自分が詩を書く、それに他の子や教務館が感想を言うという具合に進むようで、教室といっても書き方を教えたり書き直させたりはしないようです。

そうして生まれるものは心を表現しきれているものばかりではないけどLINEやインターネットで猛スピードで消費される言葉と違い、本人も周りも「詩」と認めている「神聖な言葉」「心の結晶」です。

そして「場の力・座の力」が作用し、その子の人生を変えるほどの力を持つことがあると編著者の寮さんは言います。

この本には子育てや保育に通じるヒントも満載です。

内容

少年刑務所の受刑者たちの感動の詩集

加害者である前に被害者だった──。 「詩」が心の扉を開いた瞬間、宝石のような言葉たちが紡がれる。

受刑者たちの固く閉ざされた心の扉が開かれたとき、溢れでてくるのは、人への思いやり、純粋さや優しさ。 こんな子たちがなぜ犯罪者になってしまったのか。心を耕されることなく荒れ地で育った子どもたち。

奈良少年刑務所の「社会性涵養プログラム」は、詩の創作を通じて、荒れ地に水を注ぎ、耕し、 彼らに本来の「人間らしさ」をとりもどさせた。変貌を遂げた受刑者たちが紡いだ詩集。

ラジオや週刊誌、新聞各紙で取り上げられ話題を呼んだ、感動の一冊。

寮美千子 プロフィール

(りょう みちこ、1955年 - )日本の作家。幼年童話からジュブナイル小説・絵本・詩・純文学・ノンフィクションまで手がけ、題材も先住民文化から宇宙天文まで幅広い。

(出版社サイト他より)

(コプタ通信2019年4月号より 柿田)

商品詳細

編著: 寮美千子
詩: 受刑者
寸法: 21×16cm
内容: 191ページ
製作: ロクリン社 (日本)
初版発行日: 2016年10月03日

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