戦争が町にやってくる


  • 戦争が町にやってくる/ロマナロマニーシン・アンドリーレシヴ
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商品の説明

ウクライナの作家が子どもたちに向けて描いた平和と戦争の絵本。

美しい町・ロンドで、人びとは花を育て、変わった家を建て、鳥や草木に話しかけながら楽しく暮らしていました。ところがある日とつぜん「戦争」がやってきたのです。「戦争」を知らない町の人びとはおろおろするばかり。町を愛するダーンカ、ジールカ、ファビヤンの3人は、知恵と能力のすべてを使い、ロンドを暗闇から救い出そうとします。

(出版社サイトより)

以下、2023年9月にこの絵本の著者が来日した時の様子です。

ロシアのウクライナ侵攻直後に日本で出版された絵本『戦争が町にやってくる』の作者ロマナ・ロマニーシンさんとアンドリー・レシヴさんが9月に来日しました。出版をしたブロンズ新社の講演会に参加してきました。

講演の様子:『戦争が町にやってくる』の各国の表紙の違いを説明

絵本は「花を育て、鳥や草木に話しかけながら人々が楽しく暮らしていると、ある日とつぜん「戦争」がやってきて…。」という内容。 この絵本を翻訳した金原瑞人さんは「この本はウクライナの人が描いたから素晴らしいのではなく、作品として素晴らしいのです。」と強調していました。

続いて最新刊『旅する私たち On the Move』の話に。これは「わたしたちは何万年も旅し、動くことにより、あたらしい世界をひらいてきた。様々な移動(旅)を紹介します。」という内容。訳者の広松由希子さんもこの絵本の素晴らしさを語ってくれました。

「私たちはアートという武器を持っている。」ロマナさんとアンドリーさんは印象的な言葉で彼らの立場を説明していました。

出版社 The Old Lion Publishing House の外観

講演会の後半では、今のウクライナの現状をスライドで紹介してもらいました。その中で驚いたのは2人が関わっている出版社が毎年新刊の本を建物の外装を変えて紹介しているところ。本が立っているようにデザインされています。

戦時下で新たにオープンした書店

この戦争下でも書店が新たにオープンしていることなども知り(アナログの本が売り上げを伸ばしているそうです)、「パワーがあるなぁ!」と、驚かされました。

ウクライナにはロシアの攻撃を教えてくれるアプリがあるらしく、それによってミサイルが飛んできそうな時だけ防空壕に避難したりするそうです。苦しい生活でつらい思いをしている人も大勢いるでしょうが、そういう話はあまり出さず、したたかな生き方をしているんだなぁと、聴いている私たちはむしろ勇気をもらいました。

(柿田友広)

商品詳細

作: ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ
訳: 金原 瑞人
寸法: 29.0×21.4cm
内容: 36ページ
製作: ブロンズ新社 (日本)
初版発行日: 2022年06月

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

この記事を書いた人

柿田友広百町森代表、別名「プーおじさん」

自宅で家庭文庫を運営する一方で、地域の園、小中学校で読み聞かせを行う。子育て支援や園などで、おもちゃや絵本の講演活動をしている。著書「絵本とおもちゃでゆっくり子育て」他。(スタッフ紹介ページへ

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