戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦


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商品の説明

戦争中の最前線で、戦争をやめた兵士たちの真実のドラマ !

1914年、第一次世界大戦が始まった。ドイツ、オーストリアなどの同盟国軍とイギリス、日本などの連合国軍との戦いだ。 戦渦のクリスマスイブの夜、戦場に銃声の代わりに「クリスマスキャロル」の歌声が流れるという「奇跡」が起こる。

戦争を始める人もいれば戦争をやめる人もいる。人に対する想像力と行動する勇気の大切さを描き、どうすれば戦争をしない人になるのか、その答えがこの絵本にある。

作者が絵本の最後の絵を描いていた2022年2月25日、ロシアがウクライナに侵攻を始めるという、運命的な絵本となった。これからの未来をどう生きるべきか、戦争が現実に起こっている今だからこそ読みたい絵本。

<以下、作者のあとがきより>
この絵本の「あとがき」の絵を描いている時に、プーチン大統領のウクライナ侵攻が始まりました。まだ「戦争」を始める人間がいる現実に愕然としつつ、戦争よりも強い、人のやさしさと想像力を描きたくて絵を完成させました。

(出版社サイトより)

戦争して得な人っているの?

ロシアの軍事侵攻からもう半年が経とうとしています。ロシア軍はウクライナの人が暮らす町や村を破壊し、赤ん坊や子どもを含めた数万人の命と数百万人の生活を奪いました。ロシア軍もたまたま徴兵されていた若者15000人以上の命を犠牲にしていると推測されています。かつての日本がそうであったように、ロシアの権力者は「正義」を名目にこれをし、多くのロシア国民がそれを支持しています。そして、恐ろしいことに、日本も「世界の平和に貢献する」とうたった誇り高い平和憲法を捨て、戦争ができる国にしようとする動きが強まってきました。私は軍事費を増大することより、その予算を戦争が起こらないようにすることや、難民や戦争で傷ついた人たちのために使ってほしいと願うばかりです。

戦争の本質を見事に言い当てている絵本!

この絵本は、そんな人の起こす戦争の馬鹿馬鹿しさを見事に表現しています。そして、「戦っている者どうし、相手ににも家族がい、故郷がある、一緒に笑い、遊び、食事をすれば友だちにだってなれる、他の命のことを思う想像力と行動する勇気さえあれば、戦争をやめることができる…。」と結びます。この本を描き終わるころ今回の戦争が始まったということで、作者の平和への思いも絵や文ににじみ出ている絵本となっています。

(コプタ通信2022年9月号より 柿田)

商品詳細

文・絵: 鈴木 まもる
寸法: 22.7×27.6cm
内容: 32ページ
製作: あすなろ書房 (日本)
初版発行日: 2022年05月

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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