いいこって どんなこ?


  • いいこってどんなこ?/モデシット
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今の子は「よい子ストレス」なるものがたまっていると言う。親の期待を背負い過ぎて、途中でちょっとグレたりして空気を抜くことなしに大人にさせられそうになる。どうやら、見た目はよい子に育っていたが、十七歳位で自己破壊をおこしてしまうというケースが増えているようだ。

この絵本のテーマはそういう時代にあって、大胆なまでにストレートだ。結論はどんなだろうとつい読んでしまう。ターゲットは、もっと低年齢の幼児か、読んでやる側の親である。結論はもちろん、今のまんまがいいと言うのだ。どうして、わかりきっているはずなのに、この結末にやはり安心する。こんな単純なテーマの本を書く方も書く方である。そう捨て台詞をはきたくなるほどあたりまえすぎるのだが、うまい。絵もあまりに魅力的で、つい自分のものにしたくなる一冊だ。うさぎの親子は終始、目と目を合わせている。これは見落とせないディテールであり、私たちが日頃、忘れがちなことを教えてくれている。

さて、日本語の「いい」には許可を求める「いい」とよりよいという意味の仮定法の「いい」があるが、この絵本は当然、後者の「いい」が使われている。このうさぎの親子が、横並びのいい関係でいるのは、この点に大きな理由があるに違いない。

柿田友広

商品詳細

文: ジーン・モデシット
絵: ロビン・スポワート
訳: もき かずこ
内容: 32ページ
製作: 冨山房
初版発行日: 1994年10月25日

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