シャーロットとしろいうま


  • シャーロットとしろいうま/クラウス
  • 750円+税(8%税込810円)
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この絵本は、シャーロットという女の子がまっしろい馬の赤ちゃんに「あまの川」という名前を付け、育てる話。

私のほしかったのは普通の子馬よ。」とシャーロットが言う。「ライオンも消防自動車もほしくなんかないわ」という言葉は、「男の子はそんなものほしがるけど」という意味にもとれるが、「何かに役立つわけではない」という意味にもとれる。普通のという言葉は”難しい”言葉だが、ここでは「役に立たないが」という意味を強調しているかに聞こえる。なぜなら、その後、お父さんが「競馬うまにはなれそうにないよ」というくだりがあり、弟の学費のため売ることを持ちかけてくるから。

シャガール風の色使い(センダックは同じユダヤ人のシャガールを尊敬していた)で、シャーロットの嬉しい気持ちが表されているが、馬を売る話になった所だけ、無彩色になる所に注目してほしい。シャーロットがどんなに悲しい思いをしているか。やがて馬が一歳の誕生日を迎える時、まわりの皆も祝福してくれ、名前を呼んでくれる。すると・・・。

馬と女の子の関係が実にいい。そして、これをとりまく周りの人たちとの関係が次第に出来あがっていく様子がみごとに表現されている。手のひらサイズの宝石のような絵本。センダックの本はみなそうだが、見開きから、本文に入るまでのアプローチが長くて、もったいぶった感じがまたうれしい。

柿田友広

商品詳細

文: ルース・クラウス
絵: モーリス・センダック
訳: こだまともこ
寸法: 17×13.5cm
内容: 18ページ
製作: 冨山房
初版発行日: 1978年11月24日

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