オオカミを森へ


  • オオカミを森へ/キャサリン・ランデル
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商品の説明

アフリカで生まれ育ったイギリス人作家による、百年くらい前のロシアが舞台のお話です。貴族たちはオオカミをペットにして、飽きたり持て余したりするとオオカミを殺すと悪運を招くというので「オオカミ預かり人」に託します。

さて、都会から遠く離れた森の中に、オオカミと共に育った、髪も目も黒い嵐のような少女フェオと「オオカミ預かり人」の母親が住んでいました。この親子の元に老将軍ラーコフがやってきて、お前のオオカミがヘラジカを殺した、次は許さないと脅します。その直後新しいオオカミが送り込まれ、仔を産みます。フェオは友達になった将軍配下の少年兵イリヤとオオカミ親子の世話をしますが、母オオカミが牛を殺したため、将軍はフェオの母をサンクトペテルブルクの牢に入れます。フェオは一緒に育ったオオカミたちを連れ、イリヤと共に母を救出するために旅をします。

あとがきを見ると、実際にあった刑務所襲撃事件やアフリカでペットにされたライオンを野生に返す仕事などを下敷きにした創作だそうで、「オオカミ預かり人」は架空の職業だということです。フェオは旅の途中でラーコフの横暴に苦しむ村人や子どもたちにも助けられ、一行は刑務所を襲撃して母親を助け出します。ちょっと風変わりな味わいながら、正統派の子どもの読みものらしい明るい結末にほっとします。

(コプタ通信2018年4月号より つきちゃんこと築山真希子)

商品詳細

作: キャサリン・ランデル
訳: 原田 勝
寸法: 19×13cm
内容: 333ページ
製作: 小峰書店 (日本)
初版発行日: 2017年9月25日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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