ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー


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Empathy=「他人の靴を履いてみること」と言える息子くんが頼もしい!

内容

思春期真っ只中の中学生のスクールライフ、それだけでも複雑極まりないのに、いじめ、レイシズム、喧嘩などなど英国社会の分断を写しだしたような事件が日常的に起こります。

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イギリス、ブライトン。世界の縮図のような人種も貧富もごちゃまぜの「元・底辺中学校」に通う息子と、パンクな母ちゃんとの日常を描くノンフィクションです。

最近たまたま、著者ブレイディみかこさんがゲスト出演しているラジオを聞き、リズム感のある話し方と、思い切った人柄と人生に惹かれていたところ、この新刊に巡り合いました。世界が平和に向かうヒントがここにありそうな気がします。

差別と格差で複雑化した人間関係は、日本に暮らしていたって感じる、他人ごとではない問題でもあります。大人なら 頭を抱えてしまう問題にも、たくましく、しなやかに、向き合っている息子くんの姿に、子どもの感覚ってすごいなァと感嘆しました。Empathy(共感、自己移入)の例話で「他人の靴を履いてみる事」なんて、さらっと言えますか?

そして、母ちゃんのアドバイスもやっぱりすごい!親子の関係性は、突き放さず、近づきすぎずのいい距離感。面白すぎて、一気に読み終えました。

余談ですが、 興味深い話が出てきたので思い出したことが1つ。英国の幼児教育施設は演劇的な指導を日々の保育に取り入れているそうで、自分の感情を正しく他者に伝えられるように訓練するそう。私の英語の先生(イギリス人)は、いつも「もっとボディランゲージも使って!日本人は表現がすくな〜い!」と言ってます(…たぶん)。つまり、コミュニケーションは言葉だけ じゃない、目の前にいる人となんとかコミュニケーションをとりたければ、言葉以外の方法もあるだろう!と言いたいらしいのですが。他人の靴を履いてみる事、とも共通した何かを感じました。

(コプタ通信別冊2019年9月号より 留野羊子)

商品詳細

年齢: 中・高校生〜大人
著: ブレイディみかこ
寸法: 17×10cm
内容: 256p
製作: 19×13
初版発行日: 2019年4月19日
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