くろいの


  • くろいの/田中清代
  • 1,400円+税(10%税込1,540円)
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商品の説明

道端で出会う「くろいの」。ある日、思い切って話しかけてみたら…。

この「くろいの」が何であるのか、(特に大人は)色々と考えたくなってしまいますが、まずは、この「よく分からないもの」との出会いを素直に受け入れて読んでみると楽しい絵本です。日本の妖怪画にも通じる怪しくぬめりとした、それでいて妙にぬくもりのある触感の絵が、このお話の「白昼夢」感を際立たせています。

(コプタ通信2021年11月号より ようじゆかり)

ひとりで帰るいつもの道で、女の子が不思議ないきものをみつけます。どうやら、自分にしか見えていないみたいです。ある日、思いきって声をかけると、その"くろいの"は、台の上からおりてきて、とことこ歩きだしました。ついていくと、へいの穴からもぐりこんだのは、ほどよく古びた日本家屋。そこは、くろいのの家でした。

おしゃべりはしないまま、居心地のいい居間でお茶を飲んだあと、くろいのは女の子を、押し入れの中から屋根裏につれていってくれました。そこに広がっていたのは、暗闇の中にキノコやコケが光る幻想的な世界。ブランコやすべり台で思いきり遊んだあと、ふたりは大きな生きものの柔らかな毛なみにつつまれてぐっすり眠りました。お母さんの夢を見た女の子は、また、くろいのとともに居間にもどってきます。 わかれぎわ、くろいのは一輪の花をくれました。帰り道のとちゅうで、お父さんとばったり会った女の子は、ふたりでなかよく家にむかいます。

ひとりでいるときの子どもの心に優しく寄り添ってくれる不思議な生きもの、くろいの。そのくろいのとわたしの愛おしくなる出会いを描いたあたたかな絵本。

(出版社サイトより)

商品詳細

さく: 田中 清代
寸法: 19×23cm
内容: 64ページ
製作: 偕成社 (日本)
初版発行日: 2018年10月

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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