わたしはイザベル


  • わたしはイザベル/エイミー・ウィッティング
  • 1,700円+税(10%税込1,870円)
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商品の説明

周囲からいつも「うそつき」だと言われ、「今度のお誕生日のプレゼントはありませんよ!」と毎年言われるイザベル。(姉にはあります)。彼女は「母親の苦しみを和らげる感情のはけ口のような存在」として罵声を浴び続ける中で本に逃げ込み、自分でも物語を紡いでいました。学業では優秀ですが、誉められても母は「外では天使、うちでは悪魔」と言われ、成長しても自分が正しく振舞っているのかわからなくなるほどです。

幼少時に父が病死し、18歳で母を亡くすと、イザベルは翻訳の仕事を得て下宿屋で自活した暮らしを始めます。カフェでの読書がきっかけで知り合った大学生グループとの交流や下宿屋での人間関係などが描かれ、やがて彼女は以前住んでいた通りへ行きます。そこで過去の両親の仕打ちや亡霊のような記憶と向き合い、両親のせいで手放してしまった、物を書く楽しみをふたたび思い出し、自らの言葉の才能を見出していきます。

精神的に不安定な母や、生い立ちのせいでイザベルが感じる世間との違和感などが行間から浮き彫りになってくる、深みのある作風。1979年の作品(!)ですが、心に傷を抱えて空しい肉体関係を持つ設定など当時としては衝撃的だったようです。

(コプタ通信2017年4月号より つきちゃんこと築山真希子)

商品詳細

作: エイミー・ウィッティング
訳: 井上 里
寸法: 19×13cm
内容: 224ページ
製作: 岩波書店 (日本)
初版発行日: 2016年11月16日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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