奇妙でフシギな話ばかり

  • 奇妙でフシギな話ばかり/ブルースコウヴィル・金原瑞人・橋賢亀
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商品の説明

8歳のマイケルは天使にもらった箱を持っていました。天使に言われたとおり大切にして決して開けず、いつ天使が取りにくるかわからないのでどこへ行くにも持って出ました。とてもきれいな箱でした。友だち、学校の先生、デートをする女の子、職場の上司など様々な人たちに不思議がられたり時にはうんざりされたり、嫌がらせをされたりもします。夜中に「箱をよこせ!」というおそろしい声が聞こえてきた時もありました。それでも頑なに箱を守り続けるマイケル。

自動車事故にあった時には病院で意識を取り戻すと病室を抜け出して事故現場に戻り箱を探し出しました。箱のせいで仕事をクビになったことも何度もありましたが、自分に箱をくれた天使の顔を再現したくて描いた絵が売れるようになります(本物の天使の美しさはどうしても描けないのですが!)結婚をして子どもが生まれ、やがて子どもたちが独立し妻にも先立たれます。そして90歳を超えたある日天使が箱を取りに来ます…。この、最後の天使とのやりとりに心を打たれました。そうだったんだ…。

ご紹介したのは冒頭におかれた「天使の箱」。のっけからぐっと引き込まれる短編集。全部で9編の作品が収められています。タイトルが『奇妙でフシギな話ばかり』というだけあって、ブラウニーやエルフ、ユニコーンなどの不思議な存在が出てくるファンタジーが中心ですが、それらの素材の活かし方が秀逸!どの作品も忘れがたい印象を残します。

正直私にはよくわからない話もありましたが「いつかわかるかもしれないから、しばらくしたらまた読もう」と思わされる心地よさがあります。全編を通じて、人に対する愛情が感じられる気がするのは私だけでしょうか。ちなみに私が一番愉快だったのは「首を脇に抱えて」、そして一番心に残ったのは「美しい最期」かなあ。大人も子どもも自分の読み方で楽しめるはず。ぜひ、お手元に置いてください。

(コプタ通信2026年4月号より つきちゃんこと築山真希子)

天使がくれた箱を守りぬく男の一生、恐ろしい森の大男、ふしぎなユニコーンの角、掃除好きなおせっかい小人と散らかし魔の女の子のバトル、血の言葉を語る者たちの歴史、エルフや狼男……。ユーモアとホラーが織りなす、幻想的で美しい世界。金原氏が愛してやまない、ファンタジーの名手による9つの味わい深い短編。

(出版社サイトより)

商品詳細

作: ブルース・コウヴィル
訳: 金原 瑞人
絵: 橋 賢亀
内容: 198ページ
製作: 岩波書店 (日本)
初版発行日: 2025年11月18日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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