ホメーロスの

オデュッセイア物語 上・下


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前回ご紹介したイーリアス物語の最後には、トロイア軍に勝利したギリシアの戦士たちの簡単な後日談がありました。

幸せに余生を過ごせた人の方が少ないようで船が難破して溺死した者、帰郷した後暗殺された者と様々です。

中でも知恵の女神アテナに寵愛されるほど頭のよいオデュッセウスは10年間も様々な冒険を重ねました。

本書はその冒険の物語です。

あらすじ

トロイアを出発した一行が旅の途中で上陸したキュクロープスは一つ目の巨人の国。

オデュッセウスたちは巨人に捕まり仲間を何人か惨殺されます。

オデュッセウスの計略で巨人の一つ目をつぶして脱出しますが、この巨人は海神ポセイドンの息子でした。

おかげでオデュッセウスはポセイドンの怒りを買い、7年間も美しいニンフの島に閉じ込められたり嵐にあったりと命からがらの目にあいます。

女神アテナの守護で何とか自分の王国へ戻ってみると一難去ってまた一難!(一難どころか数々の災難を乗り越えてきてますが)。

20年も留守にしていたのでオデュッセウスは死んだと見なされ、彼の妻のもとへは100人を超えるならず者の求婚者が押しかけて宮殿を占拠しているではありませんか。

オデュッセウスは女神の力で姿を変えてもらい、計略をめぐらして宮殿を奪還します。

この計略のくわしい中身や数々の冒険は読んでのお楽しみ。

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美しい姫君や妖しい歌声のセイレーンも出てくるし、展開は波瀾万丈。

簡潔な文体でも読みやすいですが、物語の筋のおもしろさといい、人物描写の細やかさといい、前回紹介した『イーリアス物語』同様、有名な場面の多い、一度は読みたい偉大な古典です。

美しい二色刷の挿絵も素晴らしい。

武器は槍や剣、飛び道具も弓矢や投石器くらい、馬が曳く戦車と人と人のぶつかり合いが主である古代の戦闘では個人の武力と勇気がモノを言うんだなあと実感するような臨場感にあふれています。

高学年くらいから、大人も充分楽しめます。

(コプタ通信2014年5月号より 築山真希子(つきちゃん))

商品詳細

年齢: 小学高学年〜
作: バーバラ・レオニ・ピッカード
訳: 高杉 一郎
寸法: 17×12cm
内容: 265p/196p
製作: 岩波書店(少年文庫版)
初版発行日: 2014年2月14日

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