まぼろしの小さい犬


  • 少年文庫 まぼろしの小さい犬
  • 760円+税(10%税込836円)
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商品の説明

フィリッパ・ピアスと言えば代表作は『トムは真夜中の庭で』だと、これは誰もが認めることだろう。だが、実は、本当の傑作は『まぼろしの小さい犬』だと私は言ってはばからない。

内容

おじいさんに誕生日に犬をくれると言われていた主人公のベンが実際に来たのは犬の絵の刺しゅう。

でもその絵の裏に書いてあったチキチトという名前の犬がベンのまぼろしの中で理想の犬となり、彼はこの犬に夢中になる。時は過ぎ、状況が変わり引っ越しもする。今度は本当に犬がもらえることになったが…。

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空想の中の理想と、現実とはなかなか違いがある。そう、ベンはそのことで大切なものを失いかけていたが、最後は、空想を拭い去り、現実をしっかり見ていこうとする。

ここで彼はとてつもなく大きく成長する。

「ファンタジーなんて所詮空想、しっかり現実を見なさい。」と文学の大切さを知らない人は言うかもしれないが、もちろんそれも違う。

ファンタジーが生きる上でどれほど大切かを誰よりも知っていただろうピアスが、それを土台にしながらも、実際の現実とはどうやって折り合いをつけるかをこの作品で見事に書いている。

私たちは、苦渋の(とは言え最後は晴れやかな)決断をした彼に(そして、このことを書いた作者ピアスに)拍手を送ることになる。

この本はしばらく再販未定にでしたが、岩波書店の方が百町森に来る度にこれを再販してと頼んでいました。

この度少年文庫版で出版されましたので、ぜひ、皆さんもこの機会に『まぼろしの小さい犬』をお読み頂ければと思います。

(コプタ通信2020年7月号より 柿田)

商品詳細

年齢: 中・高校生〜大人
作: フィリッパ・ピアス
訳: 猪熊葉子
寸法: 17×12cm
内容: 278p
製作: 岩波書店
初版発行日: 2020年1月16日

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