わたしたちだけのときは


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カナダの先住民に対する同化政策の歴史を描いた絵本。地味な装丁だが内容は濃い!

内容

おばあちゃんは子どもの頃、家から遠くはなれた学校に行かされた。

そこでは制服を着せられ、髪を切られ、自分の言葉で話すことを禁じられた。

「どうしてなの? おばあちゃん」私が訊くとおばあちゃんは子ども時代のことを話してくれた。

家に帰り、同じ境遇の友だちだけの時は、服にいろとりどりの葉っぱをつけたり、切られた髪に長い葉っぱを編み込んだり、自分たちの言葉クリー語で話したりしたと。

引き離された家族もこっそり会っていたとも。それらはみな幸せな気持ちになるためにだった。

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孫娘の素朴な問いに答える形で、カナダ先住民族同化政策の歴史と、子どもたちや民族のいじらしい抵抗を描いています。

国家の大きな権力に対しおばあちゃんのする小さな抵抗は微笑ましくもあり、同時に誇りを持ち続けることの大きな意味も教えてくれます。

カナダ総督文学賞受賞。

今の国の問題(例えば沖縄のこと)、教育現場にも通じる大事なテーマが描かれた本ですね。

1972年の沖縄返還の前、沖縄の教育現場ではこの本にも似た「共通語励行」という同化政策がされていたことを、私は沖縄の友人から聞いたことがあります。違反すると「方言札」というものを付けさせられたそうです。そうまでして日本に復帰しても結局沖縄の人の民意を聞こうとしない政府。沖縄の人にとってこれは大きな失望ではないかと思います。

(コプタ通信2018年11月号より 柿田)

商品詳細

年齢: 小学生〜大人
文: D・A・ロバートソン
絵: J・フレット
訳: 横山和江
寸法: 22×20cm
内容: 26p
製作: 岩波書店
初版発行日: 2018年9月7日

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