「わらべうた」で子育て応用編

あそんで育つ、あそんで学ぶ。

商品の説明

鬼ごっこやジャンケンに人生の教えがあったとは！

月刊誌「母の友」に2001年４月号から2002年３月号まで連載された人育ての唄「わらべうた」を中心に、加筆してまとめられました。「よびかけの唄」や「はやし唄」「子守唄」などが入っています。ヤヱさんの語りによって進められるＣＤ付。

入門編を読んで、日本人が伝えてきた知恵の偉大さに驚嘆した人は、こちらも読んで！目を見る遊びや、はやし唄など、人間関係をつくる基本、現代人が忘れてしまった大切なことがたくさん書かれています。

「入門編」に続く第２弾

１歳から小学生まで楽しめるあそびを満載。

１歳のころの「いもむしごーろごろ」が、３・４歳になると「ひょうたんぽっくりこ」が加わって、起き上がるあそびになり、５・６歳になると、手を使わずに起きるあそびへと発展。そこには、人生の深い知恵が隠されているのです。

（帯より）

昔から伝わる「わらべうた」には、実は子育ての深い知恵が見事に組み込まれていたのです。岩手県遠野に伝わる「わらべうた」の唯一の伝承者、阿部ヤヱさんの語りには、今、子育てに悩み迷う母親への頼もしい励ましの言葉に満ちています。生後一歳までの子どもにどう向き合い、人間としての基礎を身につけさせたらいいのかを知るには、『「わらべうた」で子育て・入門編』を。その続編の本書は、二歳から小学生の子どもの遊びを通して、子どもの成長に必要なことをわかりやすく、楽しく伝えます。子どもへの具体的な一つ一つの声かけや唄、遊び方を通して、子どもへの向き合い方、大人としての対し方を学ぶことができます。『子どもへのまなざし』の著者佐々木正美氏は「私たち子どもの精神医学の求めてきたことの全てがここにこんなにやさしい言葉で実現している」と、絶賛しています。唄と語りのＣＤ付き。

著者紹介

阿部ヤヱ（あべやえ）

1934年岩手県遠野市で生まれる。祖母や隣のおじいさん、おばあさんから「わらべうた」や昔話、伝承あそびを教えられて育つ。現在も遠野で暮らし、人間としての生き方、知恵が生きている「わらべうた」を次代に伝えたいと、伝承に努めている。また、昔話の語りべでもある。著書に『遠野に伝わるわらべうた』（遠野市立博物館刊）、『人を育てる唄』『呼びかけの唄』（以上エイデル研究所刊）がある。

平野恵理子（ひらのえりこ）

1961年静岡県に生まれる。子どものころから自然に親しみ、山歩き、園芸、暮らしの喜びなどを、イラストとエッセイで紹介する本を数多く手掛ける。著書に『ハワイ島アロハ通信』（東京書籍刊）、『日本の暮らしと小物たち』（ブロンズ新社刊）、『きもの、大好き！』（ＫＫベストセラーズ刊）、『散歩の気分で山歩き』（山と溪谷社刊）『庭のない園芸家』（晶文社刊）『おいしいお茶のんでる？』（講談社文庫）など多数。

編集担当からのメッセージ

初めて阿部ヤヱさんのお話を聞いた時、「わらべうた」には、子育ての知恵がこんなに見事に組み込まれていたのかと驚きました。これはきっと、子育てに悩む若い母親の役に立つのではと、月刊誌「母の友」で連載を始めたのは2000年のこと。それから３年の連載の間に、「わらべうた」をまったく知らないで育った若い読者の方々から、「読んでとても励まされた」と感想が届きました。途中から読み始めた方からは、初めの部分が読みたいとのお便りも数多くいただきました。そうした要望に後押しされて、昨年、連載の前半部分を中心に加筆して「入門編」として本にまとめました。ここでは「わらべうた」の根幹にあたる一歳までの子育ての知恵についてご紹介してあります。その本を読んだ読者の方々の体験談や疑問などを、阿部ヤヱさんを囲んでお話しいただいた座談会を「応用編」巻末に掲載いたしました。「わらべうた」をどう実際の子育てに生かしていったらいいかのヒントにしていただけたらと願っています。

また、「わらべうた」はもともとうたってあそび、耳をとおして伝えてきたものですから、ぜひ巻末付録のCDを合わせてお聞きください。阿部ヤヱさんの語りと唄から「わらべうた」の豊かさと楽しさを感じとめていただけることと思います。そしてぜひ、その楽しさをご自分の声と言葉でお子さんにやってみて、一緒に「わらべうた」であそんでくださいますように。

（出版社サイトより）