ひな人形・五月人形

子どもが生まれると、しばらく遠ざかっていたお節句が急に身近になってきます。昔ながらの、段飾りや鎧兜もいいものですが、今の暮らしや感覚に合わせたものもあります。

ここでご紹介するのは、木の素材感を生かし、比較的コンパクトに飾れる(収納できる)ものです。もちろん、デザイン・加工ともに素晴らしく、現代の工芸品として十分に通用するものです。

(2006年2月 佐々木)

小黒三郎さんの組み木の節句人形

「ただ眺めるだけでなく、飾って片づけることが遊びになるお雛さまです。祭りの主人公である子どもたちに遊んでほしいと願っています。」という紹介文にもあるように、今日、家で飾られる商品びなが、子どもの遊びの対象でなくなったことを惜しみ、子どもが手に取って遊ぶことにこだわって作られました。

飾るのは楽しいけれど、片づけるのが・・・という方も、組み木のお雛さまなら、片づけも楽しいパズル遊びにしてしまうことでしょう。

三浦木地のろくろ細工

北海道旭川で生まれ育った三浦忠司さんは、旭川を拠点に、ろくろ細工をベースにした木工品を作っています。クラフト展や民芸展などでの受賞も多く、デザイン・技術・アイデアの三拍子が揃った作家です。

木の玉を転がすおもちゃ「どんぐりコロコロ」は三浦さんの代表作です。

塗装について

木の本来の色を生かし、仕上げは蜜ろうです。

三浦忠司さんプロフィール

  • 1944年 1月 北海道旭川生まれ
  • 1959年 4月 番浦木地製作所 入社
  • 1967年 4月 三浦木地 設立
  • 1984年 3月 北海道秀作民芸品展 技術賞
  • 1988年 10月 第1回地域優良木工品クラフト全国展 林野庁長官賞
  • 1991年 10月 第4回全国ウッドクラフト公募展 アイデア賞
  • 1999年 2月 岡山現代玩具博物館 ひな人形展 出展

ひな人形

着物で座った姿を、どっしりとした形に単純化しています。木材そのものの持つ量感を生かしたデザインが、実に素晴らしいです。

鯉のぼり

木目が鯉のうろこのようにも見えます。目の部分には、手のかかる象眼細工を施しています。

生活・くらし