こぶたのおんぶレース


こぶたのおんぶレース:箱表面 こぶたのおんぶレース:  こぶたのおんぶレース:  こぶたのおんぶレース:  こぶたのおんぶレース:コマの比較
  • GP こぶたのおんぶレース
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おんぶして進む楽しいすごろく

商品の説明

「こぶたのかけっこ/すすめコブタくん/こぶたのレインボーレース」が日本語版に!

ランドルフさんの傑作すごろく、2001年からずっと百町森のおすすめゲームであり続ける「こぶたのかけっこ/すすめコブタくん/こぶたのレインボーレース」が、ついに日本語化されました。お値段も半額になってお得です。

なお、オリジナル版の「こぶたのかけっこ/すすめコブタくん/こぶたのレインボーレース(写真参照)」は、メーカー廃番となりますが、まだ輸入元に在庫がありますので、しばらくは販売を継続しますが、在庫がなくなり次第、販売終了となります。

今回出た「こぶたのおんぶレース」とオリジナル版の違いは、このページの下をご覧ください。

「テンポ・かたつむり」や「オートレース」など小さい子向けすごろくの傑作を生みだしてきたアレックス・ランドルフさん。彼が晩年になってたどり着いたすごろくの進化系です。

このゲームには革命的なアイデアが2つあります。ひとつは「おんぶ」、もう一つは「1が出たら1つ進み、続けてもう1回できる」です。このアイデアで、接戦になりやすく、小さい子から大人までわいわい楽しめます。参加者が多いと、おんぶの確率が増えてより楽しいです。

ここがお薦め

  • 「おんぶして一緒に進む」というアイデアが実に楽しい。
  • 「1の目が出たら1つ進んでもう1回サイコロを振っても良い」ので1が出るとうれしい。
  • どんでん返しが起こることもある不思議な魅力
  • 「何人かで同時にゴール!」もしばしばある
  • 負けてもあとくされがないのもいい
  • こぶたを積んで遊ぶのも楽しい
  • 接戦になりやすいルール
  • こぶたのかわいいことかわいいこと
  • ドイツゲーム大賞 2001年子ども部門ノミネート
  • すごろくにこだわってきたランドルフさんの到達点。
  • 2〜7人で遊べますが、2〜3人でも面白くなるように、特別ルールが設けられています。

遊び方

  1. まず、道のボードを並べて、こぶたの通る道を作ります。並べ方は自由です。この作業が大変楽しい!
  2. 1が出やすいサイコロを使ってこぶたを進めます。1が出るともう一回サイコロを振ることができます。
  3. 自分の置きたい場所に他のこぶたがいる時は、そのこぶたにおんぶしてもらいます。
  4. こぶたが動くときには、背中に乗っているこぶたも一緒に連れていきます。おんぶしたままゴールしたら同点です。
  5. 他のこぶたが上がってしまいそうなときには、サイコロを振る代わりに道を伸ばすこともできます(一人一回だけ)。

すごろくの進化系/革命=「こぶたのおんぶレース」

すごろくって、小さい子には厳しいゲームだと思いませんか?サイコロという運がベースになっているのは良いのですが、コースが長すぎたり、一度先頭から離されると挽回が難しかったり、スタートに戻されたり、と結構厳しいんですよね。他のプレーヤーは6が出ているのに、自分は1ばっかり・・・子どもでなくても嫌になっちゃいますよね。でも、この「こぶたのおんぶレース」は違います。私はこのゲームを、すごろくの進化系、すごろくの革命と位置付けています。

まず、同じマスに止まった場合に、おんぶしてもらうという全く新しい概念を持ち込みました。「他人を蹴落とす」のではなく、「他人を助ける/助けてもらう」のですから自然に和気あいあいとなります。おんぶしている/されているプレーヤーは、その時仲間でもあるんですね。

そしてもう一つ、1の目が出たら、一マス進んだ後で、もう一回サイコロを振ることができる、というルールも地味ながら実に革命的です。すごろくで一番面白くないのが1の目なのに、「もう一回振れてラッキー!」となるんですよ。しかも、1の目は2面あって出やすいので(確率は3分の1)、何度も連続してサイコロを振ることもあります。これってほんと、サイコロ運の悪い子の救済策ですよね。

ちなみに原題の Ruesselbande の Ruesselは、(豚の)鼻、bande は仲間、集団、一味という意味。集団になって走っていく様子、おんぶして助ける仲間というイメージを持たせています。

「こぶたのおんぶレース(日本語版)」と「すすめコブタくん(オリジナル版)」の比較

デザインの変更はありますが、基本的には同じ雰囲気に仕上がっています。価格も半額になったので、オリジナルのデザインにこだわりがなければ、こちらをおすすめします。

商品名 こぶたのおんぶレース(日本語版) すすめコブタくん(オリジナル版) 比較
メーカー(発売年) GP(日本)2022年 ドライマギア(ドイツ)2001年 どちらも中国製
箱寸法(cm) 11×18×7.5 22.5×22.5×5 コンパクトになった
ボード寸法(cm) 8.5×17×0.225 9×18×0.25 1対2の比率は同じで少しだけ小さい。厚みは1割ほど薄い。
コブタ寸法(cm) 5×2.5×1.5 5.3×2.6×1.5 どちらも木製。ほんのわずかな差
木製ディスク(cm) 直径2×0.5 直径1.9×0.3 気持ち大きめ。厚くなった。
サイコロ(cm) 1.6cm角 1.5cm角 目の表示が数字になった。どちらも木製
イラスト えのころ工房 Rolf Vogt フォークト氏はドライマギア社の代名詞になったイラストレーターで、パッケージやボードのイラストは素晴らしい出来栄えです。えのころ工房さんのイラストも素敵です。
積み木遊びパターン表 なし あり(ルール冊子) もともとは、ドライマギア社の社長夫妻のお子さんが、こぶたのコマで積み木遊びを始めたことから、それを面白がってパターン表まで作ってしまったもの。この遊び心がいいです。

いずれの写真も、左が「こぶたのおんぶレース」(日本語版)、右が「すすめコブタくん」(オリジナル版)です。

コマはほぼ同じ


ボードには違いあり

「おんぶレース」が少し小さめサイズ。止まるマスは、くっきり丸い形から、濃い色の(泥んこ?)広いエリアになって、マスとそれ以外の部分との判別が難しくなりました。ただ、道の脇に「どんぐり」を置くことで、わかりにくさを回避しています(逆に、コブタのコマが止まっていても、どんぐりのおかげでわかりやすいかも…?ただ、残念ながら、箱にもルールにもどんぐりのことが書かれていないため生かし切れていません)。

また、オリジナル版の道は脇に草が密生して、視覚的にも、また心理的にも、周囲の草原と明確に区切られています(ルールの中にも、「道はとっても狭いので、飛び越えたり、背中に飛び乗ったりしないと前に進めません」と書いてあり、舞台とルールの必然性が描かれています)が、日本語版では色だけで区切られています。先程の「マス」と合わせて、子どもにとっての認識しやすさ・遊びやすさに影響する可能性があります(この辺りは子どもと遊んでみないとわかりませんが)。


サイコロはオリジナル版のドットがよい

「おんぶレース」のサイコロの目はドット(点)ではなく、数字です。ドイツの子どもゲームでは、「幼児期は数字がわからない」前提なので、数字を使うことはめったにありません。今回は日本のデザインなので、そこまで配慮していないのかもしれません。

「1+」の「+」は、「もう1回サイコロを振ることができる」という意味、「3+」の「+」は、「自分のこぶたが最下位だったときは、もう1回サイコロを振ることができる」という意味です。このアイデアは悪くないのですが。


木製ディスクは日本版がやや上

「おんぶレース」はほんの少し大きく、写真ではわかりませんが、厚みがあります。日本語版の、鼻シールを貼った面が表になり「使ったら裏返す」というルールはわかりやすい。


パッケージとボードの一体感

Rolf Vogt ロルフ・フォークト氏はドライマギア社の代名詞になったイラストレーターで、パッケージやボードのイラストは可愛く楽しげで、素晴らしい出来栄え。さらに、道の脇に背の高い草が密集しているだけでなく、黄色い花や薄紫の花などが描かれていますが、ちゃんとボードの絵と一致しているんです!パッケージに描かれた世界と、ボードで実際に体験する世界観がつながっている。よい絵本の表紙と同様、箱を手に取ったところから、今から体験する世界に入っているわけです。ここまで、考えられているのは、ドイツ語版ならではの雰囲気です。


ルールのクレジット表記へのこだわり

オリジナル版のルールには、作者に加え、絵、デザイン、編集がクレジットされ、「作品」として扱われているのを感じます。

商品詳細

年齢: 4歳〜
人数: 2〜7人
時間: 15-25分
作: Alex Randolph
イラスト: えのころ工房
寸法: 8.5×17cm(ボード)
箱寸法: 11×18×7.5cm
部品寸法: 5×2.5×1.5cm(コマ)
素材: 紙、木
内容: 道のボード8、こぶたコマ7、チップ7、サイコロ
製作: GP (日本)
生産国: 中国
規格: CE
安全性: 3歳未満不可(誤飲の危険性あり)
初版発行日: 2022年2月(オリジナルは2001年)
分類: すごろく、運(少しだけ戦略)

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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