ケテ・クルーゼ
ケテ・クルーゼ人形はドイツを代表する抱き人形。ケテ・クルーゼ夫人が自分の娘のために作った人形が人々に知れわたり、1910年に商品化されることになりました。現在ドイツではだれもが知っている有名な人形です。
南ドイツの小さな町、ドナウベルトの工場で、作り続けられているこの人形は、肌にモスリン生地を使い、シカ、トナカイ、馬などの毛をつめ、頭の部分は独特のコーティングで仕上げられています。一つ一つが徹底した手作りの少数生産です。
『人形とは本来子どもが遊ぶもの』という考えから、柔らかく、あたたかく、壊れないことを基本に作られたケテ・クルーゼ人形は長く遊んでいるうちに、笑っていたり、淋しそうだったり、怒っているようだったりと、いろいろな表情を見せてくれます。やがて子どもと共感できる『友達』になってくれることでしょう。洗えません。
ぬいぐるみ
ケテ・クルーゼ社では、かつて「シールくま」や「くたくた犬」、「タオルくま」など人気のぬいぐるみがいました。残念ながら生産中止となってしまいましたが、今は現代的なデザインにリブランディングされ、「きつねのフレッド」や「ひつじのルードヴィヒ」など、ケテ・クルーゼの人形の伝統に乗っ取って、名前が付けられたぬいぐるみたちが復活しています。
ヴァルドルフ人形について
長年、クラシックなデザインの抱き人形を作ってきたケテ・クルーゼ社ですが、25年前にヴァルドルフ・ライセンスを取得して、ヴァルドルフ人形を作り始めました。
ドイツを代表する人形メーカーが、ドイツのシュタイナー教育を背景に手仕事主体で作られてきた「Waldorfpuppe ヴァルドルフ人形」を作るということは驚きでもありますが、その一方で時代の流れがそれを呼び寄せたようにも思います。 リアリティを追求するのではなく、抽象化された目や口は少し微笑んではいるものの、穏やかで優しい表情が安心感を与えます。素材も、オーガニックコットンや、オーガニック羊毛など環境に配慮したものが使われています。
ヴァルドルフ教育の枠組みにおいて、おもちゃは想像力を刺激し、生き生きとした有機的な印象を与えることを第一に目指しています。ヴァルドルフ人形は機械で作られるのではなく、愛情を込めて手作業で作られています。人形は一つ一つがユニークで、まるでお子様のよう。人形の顔の特徴は、お子様の想像力を刺激するために、 ほんの少しだけほのめかされています。私たちのヴァルドルフ人形は、オーガニック羊毛やオーガニックコットンジャージーなどの天然素材のみで作られています。温かく柔らかく、思わず抱きしめたくなるような人形は、お子様の愛情と献身を呼び覚まします。
ケテ・クルーゼ社は、1911年にベルリンでケテ・クルーゼによって設立されました。彼女は真のパイオニアであり、時代をはるかに先取りしていました。当時から、彼女は子供たちに似せた、柔らかく抱きしめたくなる人形を作り続け、彼女自身の言葉によれば「愛されるために生まれた」人形でした。ケテ・クルーゼは25年間、ヴァルドルフ・ライセンスを誇りを持って保持しています。
(メーカーサイトより)









