ぼくのシェフ

  • ぼくのシェフ/長谷川まりる・西村ツチカ
  • 1,500円+税(10%税込1,650円)
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商品の説明

国一番の料理人の息子シャールは、父親に参加させられた慈善団体の活動で自信満々、おいしいスープを作ります。ところがみすぼらしい少年がスープにミルクを投げ込むと、今まで想像したことのない味わいに!翌週も少年の助言は適確でした。シャールはこの少年アズレの天才の秘密を探ろうと家までついて行きます。けれど彼は貧民街で過酷な暮らをしていて料理とは無縁だったのです。シャールは毎週彼の家に通い料理の手ほどきを始めますが、ほどなく彼の母親に追い出されてしまいます。

その2年後、急逝した父のレストランを継いだシャールはアズレを自分のレストランに迎えます。恐ろしいほどの才能を見せるアズレですが、不可解な言動も多くやがてシャールと仲たがいして姿を消します。さらに2年後、シャールは食べもの全てから死のにおいがして何も食べられず飢えて死ぬ「食死病」という不治の病に冒されます。シャールは死ぬ前にアズレにもう一度会いたいと探し回りますが…。

アズレの言動の理由が明かされる終盤があざやか!食べることや料理すること、人にふるまうことなどを、今までと違った視点で眺められる気がします。出てくる料理を食べたくなりました。シャールやアズレを取りまく大人たちのキャラクターも魅力的で、読後のあたたかさもいい感じです。すなおで読みやすい作品なので、本好きなら小学生から読めると思います。

(コプタ通信2025年11月号より つきちゃんこと築山真希子)

野間児童文芸賞受賞作家がおくる料理をめぐる命の物語。

――シャールがその天才に出会ったのは、あの奇病が国に広がる、2年前のことだった。

13歳のシャールは、国いちばんの料理人である父のあとを継ぐために修行をつづけている。あるとき、慈善団体の活動に参加したシャールは、貧民街で暮らす少年・アズレと出会う。アズレのもつ天才的な料理の才能に気づいたシャールは、彼に料理を教えることにするが、ふたりの関係はある日、とうとつに終わってしまう。そして2年後……。

(出版社サイトより)

商品詳細

作: 長谷川 まりる
絵: 西村 ツチカ
寸法: 19.5×13.6cm
内容: 248ページ
製作: くもん出版 (日本)
初版発行日: 2025年07月

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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