僕らのヘリオトロピズム

  • 僕らのヘリオトロピズム/みずの瑞紀
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商品の説明

小6の夏、子ども会のサマーキャンプに参加した「ぼく」こと鷺沼直人は同じテントの大学生から性暴力を受けます。2年経った今も当時を思い出すと「視界が反転したあと、こめかみに激痛が走」るなどの症状に襲われます。被害にあった日は心が死んだ「命日」。「打ち明けたら、少しは楽になれるんだろうか。いや……」と逡巡し続けています。

そんな彼が塾の帰りに同じクラスの初月(みかづき)琥珀という女子が見知らぬ男に襲われているところに遭遇します。初月に誰にも言わないで、と口止めされたぼくは自分の被害も打ち明けて二人で支え合ってなんとか日々を過ごしていました。ところが僕が被害後も勇気をもらっていた人気漫画家に幼女への性的指向の疑いが浮上。クラスの皆が口々に連載の打ち切りを「ざんねん」「被害者は一生引きずる」「乗り越えられる強さを持っている人に起こる」などと話題にします。

耐えられなくなった初月は怒りをあらわにして早退。すると後日「もしかして初月も(中略)それ以上のこともされたか?」と聞く男子が!教室を出ていき連絡がとれない初月を探しに行こうとするぼくに「鷺沼君しか、琥珀ちゃんを助けられないの?」「一人で何とかしようって思ってるのかもしれねーけど。それって独りよがりじゃね」と分かろうとしてくれる友だちがいます…。

非常に重いテーマです。当事者の心情はいくら想像してもきちんと理解できないし、むしろわかった気になってはいけないのではないかと思います。それでも無意識に誰かを傷つけることを少しでも減らすためには、知ること思いやることを続けなくてはいけないと思うのです。「ヘリオトロピズム」とは向日性、おひさまの方へ向く力のことだそうです。

<p class="autor">(コプタ通信2026年11月号より つきちゃんこと築山真希子)</p>

連日ニュースで流れることは「誰にでも起こりうること」なのに、僕らはそれが自分の身に起きるまで、他人事として片づけてしまう。僕もそうだった。あの日まで。

小5の夏に、こども会主催のサマーキャンプで大学生の男性から性被害に遭った直人。 中2の夏、クラスメートの女子の性被害を目撃。 同じ境遇の二人は、誰にも言えない秘密を共有する。

でも、その傷も、加害者の罪も、消えることはない。 自分で太陽を探し出し、向かって咲く特性「ヘリオトロピズム【向日性】」を持つひまわりのように、 二人は前を向くことを決意する。

闇と希望を描く鮮烈なデビュー作!

<p class="autor">(出版社サイトより)</p>

商品詳細

作: みずの 瑞紀
絵: みなはむ
内容: 192ページ
製作: 岩崎書店 (日本)
初版発行日: 2026年07月15日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

 

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