つちはんみょう


  • つちはんみょう/舘野鴻
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商品の説明

舘野鴻さんの虫の絵本シリーズ(偕成社)(他、しでむし、がろあむし、ぎふちょう、があります)。あまりメジャーな昆虫ではないのですが、その生態は実に興味深く、読んでいて驚きの連続です。

4000個の卵から生まれる体長1ミリにも満たない小さな幼虫。寄生先のハチの巣にたどり着くために、いろいろな虫に寄生していくのです!しかしながら、寿命はわずか4日。生きるための決死の旅を描く命のお話。その驚きの生態は、時に残酷で、儚く、美しい。もうとにかく一度、手にとって見てもらいたい絵本です。

舘野さんの描く昆虫の姿は、美しさを超えた細かさと、色味と、力強さを感じます。芸術です。丁寧に、1つの種類の虫について観察し、研究し、描く…舘野さんは明らかになっていなかったつちはんみょうの生態について、8年にも及ぶ調査を行なったそうです。本当に昆虫への愛を感じます。

息子は、大のハンミョウ好きで、少し特殊な虫が好きなので、この舘野さんのシリーズは、大のお気に入りです。

(斎藤千紗)

ツチハンミョウは、「道教え」として知られる美麗な「ハンミョウ」と異なり、地味で目立たない控えめな虫です。その繁殖方法は独特で、4000個の卵から生まれる体長1ミリにも満たない小さな幼虫は、寄生先となるハチの巣にたどりつくため、いろいろな虫にとりついていきます。わずか4日という寿命の中、種の存続のために決死の旅をする幼虫たちの道程を、緻密かつ力強いタッチで描きます。

物語の最後では、ようやくたどり着いた巣の中で対峙する、2匹の幼虫たちが描かれます。そのすがたは、わたしたちにいのちのあり方について考えさせます。

ツチハンミョウについては『ファーブル昆虫記』にも記述がありますが、この本の主人公で日本固有種のヒメツチハンミョウについては、あまり知られていませんでした。著者の舘野さんは、その生態を解明すべく、8年にも及ぶ生態調査を行ない、その一部を明らかにしました。巻末の解説では、その調査のようすや、生態のくわしいようすを、臨場感のある写真を交えながら紹介します。

衝撃のデビュー作『しでむし』や『ぎふちょう』などのうつくしい細密画で知られる、著者渾身の新作絵本。

(出版社サイトより)

商品詳細

著: 舘野 鴻
寸法: 29×25cm
内容: 40ページ
製作: 偕成社 (日本)
初版発行日: 2016年04月

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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