メディアにむしばまれる子どもたち


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著者の田澤さんは日々子どもたちを診察し、治療している小児科のお医者さん。

50年近く、頭痛や腹痛、慢性疲労、うつ、睡眠障害によって苦しむ多くの子どもを診察し、彼らの多くが睡眠・休息不足、笑顔が希薄、目の輝きがない、自尊心の低下などの問題を抱え、声には出さない叫び声あげていると感じてきまた。

それらが不登校や引きこもり、学力の低下、大人になれないなどに繋がっているのでは、そしてその原因には、過激な部活動、行き過ぎた早期教育・進学競争、そしてその中核に電子メディアの影響があると突き止めました。

このまま行けば取り返しがつかなくなると、田澤さんは診察室を離れ、各地で講演活動をし、2004年に日本小児科医会があの話題になった「『子どもとメディア』の問題に対する提言」を発表した時の中心人物でした。

私はこの本の中で、宮崎アニメのような素晴らしい作品も小さな子に見せるのは危険と言っていることに、著者の真剣さを感じました。(欧州ではこれは常識となっていて、ドイツでも宮崎アニメに6歳未満の子には見せてはいけないという指定がかかります。)

日本人でそのことに言及した著名人に私は初めて出会いました。ちなみに宮崎駿さんは「千と千尋…」は十歳の子に向けて作った映画と言っているそうです。

「ゲームやスマホを握りしめて、手放そうとしない子どもも、赤ちゃんの時からそうだったわけではありません。自分から望んだわけではないのに、親から見せられて、気がついたらメディア漬けなっているというのは、一種の「虐待(ネグレクト)」です。・・・人間には、たとえ虐待を受けて育っても、苦境を切り抜け、まっとうな人間として生きていく力があります。・・・人間が持つこの奇跡的な力、心の回復力は、「レジリエンシー」と呼ばれ、現代心理学の重要な課題の一つです。・・・(それを持つ子どもの特性として)「自己尊重」「自己信頼」「自己受容」「肯定的人間観」「他者への信頼」「愛着の存在」などが挙げられます。・・・心の回復力には、「言葉の力」が大きな役割を果たすと考えています。」(本文より)

問題解決の方法はここにありそうですね。

(コプタ通信2016年1月号より 柿田)

商品詳細

年齢: 高校生〜大人
著: 田澤雄作
寸法: 19×13cm
内容: 200p
製作: 教文館

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