Wエンテ 緑

商品の説明

ザイフェンの伝統的なおもちゃを、ヴォルフガング・ヴェルナーさんが作ったものです。胴体を持って前に動かすと首がヒョコヒョコ動きます。とても素朴で可愛い動きです。

胴体前方のフックにヒモを付けると、プルトーイ（引き車）にもなります。

メーカー公式動画

Wackelente ゆらゆらアヒル

原題は「Wackelente」。「wackeln」はゆらゆらする、ぐらぐらするという動詞で、「Ente」はアヒル。なので「ゆらゆらアヒル」「ぐらぐらアヒル」といったニュアンスでしょうか。これに限らず同じ名前のおもちゃはドイツに色々とあるようです。

「エルツ山地の木のおもちゃ Holzspielzeug aus dem Erzgebirge」(Bachmann, 1984)を見ると、ほぼ同じ形状のおもちゃが掲載されています（114ページ）。 ザイフェンの Emil Fischer（1885-1968）と、Georg Bernhard（1890-1960）が創作したもののようです。胴体の前部分にひもを結びつけるフックが付いているので、プルトーイ（引き車）にもなるのでしょう。 また、111ページには、同じような形状のプルトーイ（引き車）も掲載されています（Walter Enzmann, ザイフェン）。 どちらも、前輪の回転で、アヒルの首とくちばしが動くものと思われます。 オリジナルと比べると、形状は少しシンプルになり、デザインもシンプルかつ可愛くなりました。伝統を引き継ぎながら、生産性を高くしたり、現代にマッチしたデザインに修正することで、今の時代でも喜ばれるものにしているのがすごいなと思います。

（スタッフささき）

この記事を書いた人

ささき佐々木隆行

2000年に百町森にジョインしたw古株。２人の息子の子育て中に、テーブルゲームにずいぶんと助けられる。 『絵本の読み聞かせ』のように、『家族でゲーム』を文化として根付かせたいという思いで、毎月１回「家族でゲームの日」を開催。ホームページ、ライブ配信、オンラインイベント、動画編集、ネット・IT関連担当。似顔絵イラストはコイズミチアキ（@koizumichiaki2）さん（スタッフ紹介ページへ）