お月さんのシャーベット

商品の説明

それは寝苦しい夏の晩のことだった。アパート（？）のどの部屋の住民もエアコンガンガンかけていた。あまりに暑いせいか、ついにお月さままで溶け出してしまった。そのしずくをたらいに受けて、おばあちゃんは何か作ろうと考え…。

今注目の韓国の絵本作家が人形劇風に、実写とコラボさせ、紙の人形を使い、独特なややシュールなファンタジー世界の描写をしていて面白い。

（コプタ通信2021年9月号より　柿田）

真夏の夜のこと――えらいこっちゃ、お月さん、とけてはるがな。暑くて暑くてねぐるしい夜、どの部屋も窓をしめて、エアコンびゅんびゅん、扇風機ぶんぶん。あまりにも暑すぎて、ついに、お月さんがとけだした。おばあさんはたらいにしずくをうけとめ、ひんやりあま~いシャーベットをつくります。ペク・ヒナが贈る愛のファンタジー世界。

（出版社サイトより）