ビロードのうさぎ

商品の説明

クリスマスの朝やってきた、ビロードでできたおもちゃのうさぎ、他の機械仕掛けのおもちゃはお高くとまっていて、自分は流行おくれで見劣りがすると思っていました。しかし、そのおもちゃを持っている子供から、長い間、しんからかわいがってもらうと本当のものになるのだと、ただひとり親切にしてくれる木馬に教えてもらいます。昔、岩波子どもの本シリーズで出ていたものを、翻訳しなおし、原書のもとの味わいのままにだされたもの。センダックが尊敬するというニコルソンの挿絵が大判で楽しめるのも嬉しい。絵本というより児童文学というべきかも知れません。

ある日、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。子どもに心から愛されたおもちゃにおとずれる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとってかけがいのないものになったうさぎは......酒井駒子の繊細な絵と抄訳で名作がよみがえります。

（出版社サイトより）