講談えほん

はらぺこ横綱

商品の説明

白いご飯を食べても食べても、お腹いいっぱいにならない長吉。そのことで入門していた相撲部屋から追い出され…。

講談を聴いているようなリズム感溢れる文章が楽しい。声に出して読みたくなります。お話の展開も速く、ぱぱっと読めてしまうのもいいです。物語は切ない描写がありつつ、講談らしくちゃんと笑いもあります。

ささめやゆきさんの描く横顔は妙に愛嬌があって、微笑ましいですね。

（コプタ通信2021年7月号より　ようじゆかり）

腹がへってはおいらは相撲が取れません。

大食いが過ぎて相撲部屋を追い出された長吉は、行くあてもなく、川へ身投げすることを決意する。冥土のみやげに、せめて腹いっぱい食べようと宿屋に立ち寄り、出されたごはんを食べるわ食べるわ。あまりの食べっぷりに驚いた宿の主人が長吉の話を聞き、一緒に向かった先は……？江戸時代に実在した伝説の横綱、阿武松緑之助（おうのまつみどりのすけ）が一人前の相撲取りになるまでを語る、人情あふれる講談の名作！

（出版社サイトより）