商品の説明

いろんな形のお月さまを「おつきさまこっちむいて！」と見上げる男の子。細いお月さまにお腹がへっているみたい！雲からでてきたお月さまに、雲で顔を洗ったみたいにピカピカだね！などと、子ども目線で語られる月の形や、見えている状況などからイメージされ、出てくる言葉の表現が感性溢れていてとてもロマンチックで素敵です。

子どもと過ごす日常の中で、突然大人びたような表現を使ったり、まるで詩人のようなびっくりする言葉のセンスを発揮する時があり、驚いてしまうこともしばしばあります。きれいで身近な存在のお月さまを見上げると、子どもも自然と美しい！という気持ちをいろんな言葉で表現したくなるのかもしれません。夜空を見上げる男の子の、なんともいえない表情が素敵で、子どもの純粋な気持ちが伝わってくるかのようです。

（スタッフちさ／「絵本のじかんVol.4宇宙」より）

夕方西の空に見た月は、よこをむいた細い三日月。「おつきさま、こっちむいて」男の子は月によびかけます。そのあと男の子が見つけたのは、飛行機雲を見ている月、自転車にどこまでもついてくる月、雲とかくれんぼする月。だんだん月の形がかわってきましたが、月はなかなかこっちをむいてくれません。ひるま、アイスクリームのような白い月を見つけた数日後、とうとうまんまるの満月になって男の子のほうをむいてくれました。

（出版社サイトより）