おばけのジョージー

商品の説明

ホイッティカーさんの家の屋根裏にちいさなおばけのジョージーが住んでいます。ジョージーは毎晩同じ時間に階段をみしりといわせ、広間のドアをギーといわせました。そうするとこの夫婦にもう寝る時間だとわかり、この家に住む猫や外の木に止まるフクロウにもそれぞれ何かをする時間だということが伝わるのです。ところがある日ホイッティカーさんは緩んだ階段の板とドアのちょうつがいにあぶらをさして直してしまいます。そうするとみんなの時間感覚が狂ってしまうのです。

時計を見なくても、生活をする中で音が時間のヒントになることってありますよね。直してスッキリしたいけど、ちょっぴり寂れたものや音を愛おしく思う気持ちは誰しもが心のどこかに持っている古き良きものを大切にしたいという感覚なのでは？と思います。家で決まって物音がしたら、もしかしたらその音はジョージーのようなちいさなかわいいおばけが知らせてくれているのかもしれません！

（スタッフちさ／「絵本のじかんVol.5おばけ」より）

時を告げるおばけ、ジョージーのお話

ホイッティカーさんの家の屋根裏部屋におばけのジョージーが住んでいました。ジョージーは、毎晩同じ時間に、階段と広間のドアを軋ませます。それが合図になって、ホイッティカーさん夫婦は寝る時間だとわかり、ねこのハーマンはねずみを探し回る時間だとわかり、ふくろうのオリバーは鳴く時間だとわかりました。ところが、ホイッティカーさんが階段とドアを修理してから、皆は時間がわからなくなってしまいます。

（出版社サイトより）

この記事を書いた人

ちさ斉藤千紗

２児の母。百町森との出会いは幼稚園の頃。母に買ってもらったアイロンビーズに夢中になりました。数多くある中での思い出の絵本ベスト3に入る「わたしのワンピース」。 主に、接客、検品、品出し、本の発注、季節ごとの絵本展示替えなどを担当しています。（スタッフ紹介ページへ）