赤ずきん

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『ピーターラビット』の作者であるポターが再話した『赤ずきん』です。たった一文だけが書かれた最後は少々、ショッキングですが、読み返すと最後の一文に向けての伏線が序盤からあり、作家としてのポターの技量の巧みさに唸らされます。

よく知っている昔話が、書き手によってこうも印象が変わるのは面白いですね。登場人物（オオカミ）もどれも活き活きと描かれている絵も魅力的です。

（コプタ通信2021年11月号より　ようじゆかり）

ポターの語る赤いフードの少女とオオカミのお話は、シャルル・ペローのフランス版により近い結末。一度、オオカミに食べられてしまったらもう二度と…。美しいオクセンバリーの挿絵とともに。

（出版社サイトより）