きょうりゅうたち

商品の説明

11種類の恐竜の特徴をまとめたとてもわかりやすい絵本です。1976年出版の本なので、恐竜の絵や情報が古いかもしれませんが、アーノルドローベルの穏やかな恐竜のイラスト、そのレトロさがとてもいい雰囲気の作品です。

冒頭のページには地球、海、単細胞生物、脊椎動物の誕生についても時系列で説明されています。小さなお子さまにもわかりやすく説明されていて、こういう流れを経て、恐竜の時代、そして私たちが生きる今に繋がっているのだということが理解できます。

最後の一節がとても心に響きます。 「どうして しにたえてしまったのか そのわけは ほんとうにはだれもしりません。けれど、ともかく このちきゅうじょうにただいちど きょうりゅうたちのせかいがあったのです」

最近では、研究も進み、発見された化石から恐竜の羽毛の色までわかってきているそうです。まだまだ謎が多い「恐竜」という生き物。だけど、確かに恐竜たちは、はるか昔にそこにいた。今私たちが暮らしているこの地球のどこかにその命があったという事実を私たちはもっと知る必要があるのかもしれません。

訳、編をされた杉浦宏さんによる最後のあとがきの説明も素晴らしいです。

（斎藤千紗）

11種類の恐竜について、生息していた環境、その種類、長さ、重さ、食べ物などをやさしく説明します。

（出版社サイトより）