オーストラリア　アボリジナルのおはなし

色とりどりの鳥

商品の説明

世界がまだ若かった頃、鳥たちはみんな真っ黒な羽しか持っていなかった…と始まるこの昔話では、そんな鳥たちがそれぞれに色美しい羽を持つに至る理由（そして、ある鳥だけが真っ黒なままな訳）を語っています。「鳩の傷口から飛び出る七色の膿」と言うイメージはエキセントリックですが、生命の豊かさ、力強さを感じました。たけがみたえさんのエネルギッシュな絵も楽しく、ぐいぐい引き込まれます。

（コプタ通信2022年9月号より　ようじゆかり）

オーストラリアのアボリジナル（アボリジニ）の人々に語り継がれてきた物語で、むかし、すべての鳥の羽は真っ黒だった。ケガをした鳩を、仲良しの鳥たちが励ましていると、鳩の傷口から噴き出た液体が鳥たちにかかり、現在の色とりどりの羽の色になったが、そこにいなかった意地悪なカラスの羽は今も黒いまま、というお話。

（出版社サイトより）