わたしのおうち

商品の説明

人形の家ではない自分だけの家に憧れる。わたしもまさに主人公の女の子のようにダンボールで自分の家を作ったことを思い出しました。

お話は、想像や、昔のことを思い出して話すような語りかける文章になっています。ダンボールの家を作った女の子は弟に落書きされてしまったり、思うように進まず、ダンボールの家を担いで外へ飛び出します。心地よい場所で、様々なお客さんが遊びにきてくれる夢を描きます。うさぎやきつね、あなぐまたち。それぞれのお客さんに美味しいごはんを作ってもてなします。そんな想像を繰り広げますが、実際には誰もきてくれないのです。目を瞑って人の気配を感じると、そこには弟の姿が。持ってきてくれたおやつを食べて楽しく過ごします。

やまわきさんの可愛らしい絵と想像力の豊さ、そして子ども心にかえったような懐かしく、優しい気持ちになります。

（スタッフちさ／「絵本のじかんVol.6家」より）

春の野原を背景に、幼い姉と弟の心のふれあいと幼児の空想の世界を、素朴であたたかみあふれる文と絵で描いた絵本。

（出版社サイトより）

この記事を書いた人

ちさ斉藤千紗

２児の母。百町森との出会いは幼稚園の頃。母に買ってもらったアイロンビーズに夢中になりました。数多くある中での思い出の絵本ベスト3に入る「わたしのワンピース」。 主に、接客、検品、品出し、本の発注、季節ごとの絵本展示替えなどを担当しています。（スタッフ紹介ページへ）