ジャカランダの樹

  • ジャカランダの樹/ガエルファイユ・加藤かおり
  • 3,200円+税(10%税込3,520円)
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商品の説明

フランスで生まれ育った12歳の少年ミランにとって母の出身国ルワンダは、ある日突然テレビのニュースの中に現われた野蛮な光景の国でした。その少し後、頭にひどいケガをしたクロードという小さな少年が突然ルワンダから来て一緒に暮らすことに。念願の弟ができたようでうれしかったのに、来た時と同じように唐突に彼は国に帰ってしまいます。

4年後、ミランは母とルワンダへ行き、再会したクロードやその友人などと過ごしますが、ルワンダには虐殺の爪痕がそこかしこに残っていて、何も知らないミランにクロードがいら立つ場面も。後半は母の幼馴染の女性ウサビーの家に滞在しますが、ウサビーにも夫や子どもたちを殺された過去がありました。

ミランは23歳のときルワンダを再訪してクロードが隣人たちを告発する裁判に立ち会い、彼が語る壮絶な虐殺の詳細を聞きます。また、ウサビーや彼女の娘で7年前には生まれたばかりだった少女ステラとも再会します。ステラは自分の百歳になる曾祖母からルワンダの生きた歴史を聞いて育っていました。その後もミランは何度もルワンダで過ごします。ミランの母はルワンダ時代の思い出を一切語らず心を閉ざしており、ミランはルワンダを訪れることで母の沈黙を理解しようとしていたのでした…。

ルワンダで起きたことについて殆ど何も知らなかった私ですが、現地の空気感が味わえる描写、人間のつよさや生きる力を信じられる人物造形、そして幾世代にもまたがる重厚な歴史を物語る本作のおかげで生きた知識として虐殺をとらえられるようになりました。知ることで世界をよくする一歩が踏み出せると信じるからこそ、本作をおすすめします。

(コプタ通信2026年10月号より つきちゃんこと築山真希子)

1994年フランス。12歳のミランは、母の祖国で起きたジェノサイドを他人事だと思っていた。だが、虐殺から逃れてきた少年と出会い一変する。ミランがルワンダで目にした憎しみの連鎖。赦しと怒りの狭間で揺れる人々の苦悩。その先に見出した希望とは――

(出版社サイトより)

商品詳細

著: ガエル・ファイユ
訳: 加藤 かおり
内容: 288ページ
製作: 早川書房 (日本)
初版発行日: 2026年02月05日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

 

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