ムーンライズ

  • ムーンライズ/サラクロッサン・三辺律子
  • 2,300円+税(10%税込2,530円)
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商品の説明

17歳のジョーは警官殺しの罪で死刑執行日が確定した兄のため、単身ニューヨークからテキサスへ向かい、ボロアパートを借り仕事を探しながら面会申請をします。ジョーには兄と姉、ネグレクト気味の母とおばがいて、兄の事件のあと家を出て行った母に代わり、おばが必死になってジョーと姉の面倒を見てくれました。おばは兄に関わることを一切許さず、今回の面会にも大反対。けれど兄からきた手紙にははっきり、ジョーにきてほしいと書いてあったのです。10年ぶりに会う兄はどうなっているのか?いったい何を話せばいいのか?そもそも兄は本当に罪を犯したのか?行かなくていいのなら、今すぐ帰りたい。けれど兄が自分を必要としている…。ジョーの心は揺れ動きます。

物語はジョーの一人称、しかも詩文体で綴られます。ひとつの章はとても短くて、面会の様子、テキサスの食堂で出会った女の子との会話、借りたアパートのゴキブリのこと、子どもの頃の思い出などが断片的に積み重なることで兄が逮捕されてからのいきさつ、ジョーや兄の人物像や家庭環境などが浮き彫りになっていきます。

ジョーの語りや兄の手紙など若い人の等身大の言葉が・死刑が確定する・ということの重さをリアルに感じさせます。刻刻と日が迫ってくる中、陳情などで一縷の望みをつなごうとする姿が痛ましい。私が知らないだけで、こんなことが世界のあちこちで起きているのかも知れない、と思うといたたまれなくなります。

つらいだけの物語ではなくとても読みやすいのは作者と訳者の力量だと思います。ぜひ、手に取っていただきたい作品です。

(コプタ通信2026年9月号より つきちゃんこと築山真希子)

「…おれはやってない。ジョー、聞いてるな?」けれども、兄のエドは警官を殺した罪で死刑囚となった。10年後、刑の執行日が決まり、17歳になったジョーは最後の数週間をエドとともに過ごす決意をする。でも何を話せばいい? 救う方法はないのか? どうやってさよならを言えばいい? カーネギー賞作家が詩でつむぐ、命の物語。

(出版社サイトより)

商品詳細

作: サラ・クロッサン
訳: 三辺 律子
内容: 398ページ
製作: 岩波書店 (日本)
初版発行日: 2026年05月20日

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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