ブルーノ・ムナーリ かたちの不思議1

正方形


正方形:ムナーリの1948年の作品「凹凸」作り方まで載っている。(左右) 正方形: ムナーリ自身も作品のモチーフにした「ペアノの曲線」(左)と欧米では人気のあるゲーム「チェッカー」(右) 正方形:15パズル(左)と折り紙(右) 正方形:コルビュジェのモデュロール、モンドリアンの作品(左) 正方形: 正四面体は全く同じ2つのパーツに分割できる。ネフ社のツリィゴン。(左) 正方形:ミース・ファン・デル・ローエ(左)と王義之の楷書体
  • かたちの不思議1 正方形/ブルーノ・ムナーリ
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商品の説明

1960年にイタリアで出版され、1971年に美術出版社から邦訳が出るも絶版となり、長年、入手そのものが不可能に近い状況が続きましたが、2005年にコッライーニ社が再版して、私を含めファンが驚喜したのがもう5年も前になります。そして登場してから50年目の今年、ついに待望の日本語訳が登場しました。

今回の阿部雅世さんによる翻訳には、読者にわかりやすいように、ところどころに解説が加えられています。人名に国や生没年も書いてあるので、この本をじっくり読むだけでも、周辺知識を得ることができます。また重要な人名や地名が、アルファベット併記になっているので、興味を持ったことを自分でさらに調べる際にも参考になります。

このシリーズの特長

古今東西から集められた豊富な図版
古代オリエントの楔形文字からコンピュータまで。フィンランドのスツールから日本の家紋まで。プランクトンや結晶からパルテノン神殿まで。ありとあらゆるものがムナーリの手腕で集められています。
大きな図版と簡潔な解説
ムナーリの言葉は基本的には簡潔で、あくまでも図版をメインにしたヴィジュアル・ブックを貫いています。項目によってはかなり丁寧に説明しているものもありますが、そこがまた読み物として面白いところです。日本語訳が出てホントにうれしいですね。
アルファベット順の掲載
項目は、時代別でも分野別でもなく、イタリア語表記によるアルファベット順に並んでいます。そのため順番に読んでいくと、読み手は古今東西あっちゃこっちゃに引っ張り回されます。「読むシャッフルプレイ」とも言えますが、iTunesと異なるのは、そこに一貫したテーマ(形)があり、アルファベット順とはいえ、コントロールする指揮者がいることでしょう。だからこそ、脈絡のなさに惑わされながらも、徐々に芽生えてくる感覚があったり、くり返して表れるテーマに膝を打つことがあるのでしょう。

商品詳細

作: ブルーノ・ムナーリ
訳: 阿部雅世
寸法: 19.5×19.5cm
内容: 91頁
製作: 平凡社 (日本)
初版発行日: 2010年11月12日
原著: IL QUADRATO (1960)

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。

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