暮らしのあれこれ 35  種まきは楽しい!

10月になりました。今年はとりわけ自然の猛威に、いろんなことを考えるきっかけをいただきました。先日の台風もすごかったですね。とはいえ、私は旅行中でその時留守にしていたのですが‥。帰ってきたら、駐車場脇のウッドデッキの上にあったガーデンテーブルが、風で吹き飛ばされ、車後部に当たり、ウッドデッキと車の間に倒れていました。車の傷はショックですが、このテーブルが飛ぶほどの台風の威力にびっくり。あたったのが車でよかった。でも、台風の10日前に蒔いた、ダイコンと白菜は台風にも負けず見事に成長していました。種まきは、楽しいですよ。

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畑に一カ所3粒ずつ種まきしたダイコンは、「宮重総太大根」元祖青首大根。これなしに大根は語れない、江戸時代から栽培される極うま!おろし、煮物、漬け物、何でもOK。だそう。間引きして、最終的には一カ所一本にします。


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10φポットに5粒ずつ種まきした白菜は「野崎二号白菜」。明治18年からの.定番品種、この品種から数々の品種が生まれました。浅漬け、鍋、煮物、サラダでも最高。だそう。もうすぐ、ひとまわり大きいポットに一株ずつ移植する予定です。


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5月に植えたトウガラシは、収穫の時を迎えました。真っ赤になった物から順番に採って干しています。一本あったら1年分に充分です。赤い色がほんとに鮮やかで、かわいいですね。


種まきびとのものつくり(新刊書籍)

布作家の早川ユミ著 「種まきびとのものつくり」 1900円(本体)

美しい写真と、手書き文字、脱力系の味のある絵、さらに装丁、紙質までみーんな素敵です。衣、食、住、体の4つの章、どこから読んでも「ものつくり」の楽しさが伝わってきます。ちなみに種まきは、住の章にで出てきます。ちょっとでも、土があったら種まきしてみませんか?


土があれば、生きていける。とずっと思っています。今でも信じています。でも、3/11以降土が放射能で汚染されてしまいました。これ以上こんなことにならないようにしたいです。ずっと、原発はいらないと思っていました。日本にある原発すべてが廃炉になるよう積極的に行動していかなくてはなりません。
さて、原発の危険性について専門家の立場から警告し続けた科学者の高木仁三郎さんと絵本作家の中川李枝子さんの対談が母の友11月号(2011年11月号 530円)に掲載されています。
『[記事再録]対談 とにかく、ないほうがいい 中川李枝子×高木仁三郎』です。
1985年8月号(チェルノブイリ原発事故前年)の再録で今月は前編。ないほうがいいのはもちろん原発です。高木さんは2000年にお亡くなりになっています。10/3発売です。こちらも是非お読み下さい。

(山崎直子)

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