百町森お店日記:その28『お人形との出会い方』

みなさんはお子さんへのプレゼント、どのように渡していらっしゃいますか?
積み木や汽車、おままごとセット・・・包装紙でラッピングされたものを 「はい、どうぞ!」と渡すのが一般的ですよね。
でも、お人形については、もっと違う渡し方をおすすめしたくなる出来事がありました。

先日、お子さんにベビー人形をとお考えのお客さまがいらっしゃいました。
実は前にも「ソフトベビー」をご購入いただいたそうなのですが、お子さんが怖がって 一切遊んでくれず、泣く泣く返品されたとのこと。それでもご自宅の別のぬいぐるみ等でお世話ごっこをしているので、 やっぱりベビー人形が必要なのでは・・・とご来店くださったそうです。

お話をしながらお子さんを見ていると、百町森のソフトベビーは平気な様子。
ベッドに寝ているソフトベビーをみて「赤ちゃん、目つぶってるね」なんて言いながらお布団をかけなおしたりしてくれています。 そのあと、ミニバギーに乗せてお散歩もしてくれたんですよ。

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↑すやすや眠るベビーちゃん        ↑黒人の子も人気です♪

同じソフトベビーなのにどうしてなんでしょう??

お話を聞いてみると、ソフトベビーをプレゼントした際に、「ラッピングの包み紙の中から 出てきた赤ちゃん」にびっくりしてしまったそうなのです。 それ以来まったく遊んでくれなかったんですって。

そういえば、売り物のソフトベビーとジルキー(ビニール袋に入っているもの)を見せて、「どっちが好き?」 と聞いても全然興味を示してくれなかったのに、お店の見本のソフトベビーは一緒に遊んでくれています。
よく考えてみれば、赤ちゃんがビニール袋や包装紙にくるまれて出てきたら「え?おかしい!」って大人だって思いますよね。

百町森では「お人形を家族の一員として扱う」ということをお薦めしています。 名前をつけて呼んであげたり、おもちゃ箱に片付けるのではなくベッドに寝かせてあげたり・・・ひとりの家族としてみんなで接してあげるのがとっても重要。
今回のことで、お人形との出会い方もとても重要なんだなぁ・・・・と改めて気づかされました。

結局そのお子さんには、ソフトベビーをビニール袋から出した状態で手渡すことに。「一緒に帰ろうね」と言って、大事に抱っこして帰ってくださいました。
気に入ってもらえて良かった!

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