3月1日で百町森は31周年です。昔(26年以上前の話だと思います。)の百町森を思い出す様なことがありましたので、その話しをここでさせて下さい。
左の写真は汽車のえほんの2巻オードリー作 ダルビー絵「機関車トーマス」本体価格1000円です。
5歳位から読んであげられます。
 昨日お店に来てくれたお父さんで、「懐かしい!」を連発している方がいらしたので声をかけてみました。その方は子どもの頃よくお母さんとお店に来てくれたかたでした。(百町森はその頃と同じような本が今も置いてありますからね。)そして、その方が言うのに、クリスマスパーティーか何かの時、私はそのお母さんに頼まれてお宅に行き、サンタクロースの格好を(服はそのお母さんが作ったものだったと記憶してます。)して、そこに集まった子どもたちにトーマスの絵本を配ってくれたというのです。おまけに、私はギターを弾きながらクリスマスソングなんかを歌ったと。(キャーッ、恥ずかしい!)それをずーとその方は忘れなかった、今もその絵本は大事にしているとのことでした。(トーマスがブレイクする前で原作の絵本だと思います。)
 私もそのことはよく覚えていて(歌をうたったことは忘れていましたが)、あのお母さんいいお母さんだったという記憶がよみがえり、「お母さんお元気?」と訊いたら、40歳でなくなったということでした。彼が大学生の時だということです。
 私はお母さんの顔も彼が子どもの時の顔も思い出し、涙が出そうになりました。子どもを本当に愛していたお母さんでした。この方もさぞや辛かったでしょう。
 大人になって、また来てくれたことに、私は本当に感謝します。
 ちなみに、私はサンタクロースの格好をしたこの時のことは、どちらかといえば、苦い思い出として残っていました。子どもたちが抱いていたサンタのイメージを壊してしまったのではないかと。それがいい思い出としてこのお父さんが持っていてくれたことに、私はホッと安堵した次第です。
 
 また、開店当初、本を買ってくださるとなれば、どんなことでもした自分というのも思いだして可笑しいです。あの頃の自分をねぎらってやりたいです。
 31年いろいろなことをしてきたものです。
落葉樹が葉を落とす冬、でも木の細部をよく見ると春を待つ準備をしているのがわかります。それがふゆめ(冬芽=専門用語ではとうがと読むらしい)です。
『ふゆめ がっしょうだん』を読むと、ふゆめに会いに公園や雑木林なんかに散歩に出かけたくなりますね。早速刺激されて、わが家の庭で探してみました。するとコナラの木にこんな奴がいました。これって、なばたとしたかさんの絵本に出てくる小人みたいですね。大きさは5ミリくらいです。皆さん探す時は目を凝らして見てください。
寒い中にも少しだけ春のきざしが感じられるようになった今日この頃ですね。そんな時に読むのにいい絵本を紹介します。
もうじきバレンタインデイですから、とびっきりのチョコレートの絵本を紹介します。